離婚したくない!理由が分からない時に避けるべき行動と取るべき行動







離婚したくないのに相手から突然離婚を言い渡された。

理由を聞いても、ちゃんとした回答が得られず納得することも出来ないし、改善することも出来ない。挙句、相手が不倫でもしているのではないか?と疑ってしまい口論となってしまった。

このような状況におかれた時に、どのような行動を取るべきか分からずに悩まれている方も多いと思います。

そこで今回は、当人が離婚したくない場合に、関係を修復すために取るべき行動と避けるべき行動をお伝えしたいと思います。

離婚したくない時に避けるべき行動

年間60万組の婚姻数に対して離婚数は20万組と3組に1組が離婚している状況にありますが、その内、離婚調停に進むのは全体の10%程度になります。従って、残りの90%は夫婦が話し合いによって離婚する協議離婚を選択していることになります。

ただし、協議離婚だからと言って「円満離婚」であるか?と聞かれると、どちらか一方が離婚に反対しているケースは非常に多いと言われております。

相手方が離婚したい気持ちが強く離婚したくない方が折れるしかない。という状態と言えますが、このような状況になってしまった場合に、離婚しないために何が出来るのか?まずは、避けるべき行動をお伝えしたいと思います。

別居の提案を受け入れない

離婚の話し合いが行われると「離婚したい」「離婚したくない」と双方の意見が分かれることになります。その際、「お互いに頭を冷やすためにも別居しないか?」と提案されることもあるでしょう。

ここで、別居の提案を受けるのは避けるべきと言えます。

別居することは、離婚調停の準備を進めている可能性が高いことや夫婦で話し合う機会を無くしてしまうことになるため離婚してしまう可能性が非常に高くなります。

また、別居を申し出た側が子供も一緒に連れていくと言った場合は、親権を獲得するための準備とも言えます。そのため、安易に別居を受け入れるのは危険と言えるでしょう。

子供を理由に離婚を拒否しない

子供のために離婚しないでほしい」「子供が20歳になるまで待ってほしい」と言ってしまうのも避けるべきと言えます。そもそも離婚は、夫婦関係の問題であることが大半なのでそのようなことを言われても相手の心には響きません。

相手は離婚後の生活に夢を膨らませている状態なのです。

仮に、子供を理由に離婚しなかったとしても、家庭内別居の状態になり結局は離婚しているのと何も変わらないと言えます。そのような夫婦関係を見て育つ子供にも悪影響が及ぶでしょう。

話し合いの時に感情的になならない

相手が離婚原因を作っているにも関わらず離婚してほしい。なんて、都合の良い話を了承することは出来ない」と感情的になってしまい、「絶対離婚しない」と突っぱねても逆効果と言えます。

あなたが「話し合いに望む姿勢が無い」ことや「話し合いをしてもすぐに感情的になり話ができるような状態でない」と相手方が判断した場合は、離婚調停によって離婚を申し出されてしまうことでしょう。

離婚調停になってしまうと、夫婦間での話し合いは出来なくなってしまいますし、結果的に離婚することをなる可能性は高くなるでしょう。離婚調停の詳しい解説は「離婚調停とは?流れ・期間・費用から弁護士への依頼有無までの全知識」をご参照ください。

相手を責めない

上記のことから、離婚調停にならないように話し合いに参加した場合でも、相手を一方的に責め立てることも避けるべきと言えます。相手はあなたと離婚したい訳なので、あなたから責められるような状態では、心を閉ざしてしまい本音を言えなくなります。

まず、いかなる場合も相手を責める前に自分に責任は無かったのか?を振り返ることが重要になります。

例えば、相手の不倫を見つけてしまった。という場合も、あなたがセックスを拒否しセックスレスの状態だったならば、相手だけでなくあなたにも責任があると言えます。それを、一方的に不倫した事実を責めても双方の溝は深まるばかりです。

無理に説得しない

理詰めにして言い逃れができない状態で離婚することを否定する行為」や「泣くなど情に訴える行為」など、無理に説得するような行為も避けるべきと言えます。

これは、事実上あなたの気持ちの押し付けであり相手の意見は反映されておりません。このように、相手が意見を言えないような状態を作り出すのも離婚調停となる原因の1つです。

離婚するなら自殺する」など半ば脅迫気味になってしまうと、警察に相談されることもあるでしょうし、このような人を一緒に暮らしたいと思う人はいないでしょう。

離婚したくない時に取るべき行動

では、突然離婚を言い渡された場合、どのような行動を取るべきなのかお伝えしたいと思います。ここで紹介する方法は、「離婚したい」と言われたから行うべき行動と言うよりは、夫婦関係を円満にするための方法とも言えるでしょう。

相手を受け入れることから始める

相手を受け入れることは夫婦関係を円満にするためには非常に重要になります。

例えば、「服が脱ぎっぱなしだった」、「タオルを毎日代えない」、「醤油派・ソース派」など日常生活において夫婦の価値観が異なることは多々あるでしょう。

これは、同じ人間でも育った環境はまったく違うので当然のことです。これをどちらか一方の考えに合わせようとすると小さな揉め事が起きてしまいます。

それ自体は小さな問題ですが、結婚というのは、このような小さなすれ違いが積み重なり離婚という結果を導くと言えますので、まずは相手を受け入れることから始めてみましょう。

これまでの行動を反省し改善する

相手を受け入れる姿勢で話を聞いたり行動を見ると、過去の自分の行動で反省すべき点が見えてくるのではないでしょうか?例えば、知人や親族にパートナーの愚痴を頻繁に言っていたり、強く相手を否定していたりしていませんでしょうか?

まずは、このように相手を否定する言動や行動を改善してみましょう。

ただし、相手がソース派だからあなたもソース派になりなさい。という話ではありません。

これもまたあなたの価値観になりますので、それぞれ別々のものを使えば良いですし、抜いた靴下がそのまま放置されていれば、気が付いた方が洗濯機に入れるくらいでいいのです。

無理に自分を否定しまい追い詰めてしまわないようにしましょう。

叱るよりも褒める

このように相手を受け入れ許容していくことで徐々に関係は修復され始めることでしょう。そして、次に相手の良いところを褒めてあげてください。

何度も靴下の話をしてしまいますが、「ある日、パートナーが抜いだ靴下を洗濯機に入れていた場合」は、しっかりと褒めてあげるのです。「洗濯機に入れて当然。」という態度ではなく「あ、洗濯機に入ってる。助かる!ありがと」くらいで良いのです。

そのあと、奥様であれば「ちょっと高いビール」を出したり、旦那様であれば「マッサージしてあげる」などを嬉しそうにやってあげることが大切です。

これは、相手への気遣いや感謝の気持ちではなく、「あなたの嬉しそうな顔を見せることが大切」なのです。

会話の量を増やす

あなたの話を聞いて、「楽しそうに話を聞いてくれる人」と「退屈そうに話を聞く人」では、どちらの方が一緒に居たいと思いますでしょうか?

当然、前者でしょう。

先ほどのように、感謝の気持ちに合わせてあなたの嬉しそうな笑顔を見せることで、パートーナーも一緒にいる幸福感を感じることが出来ます。そうすることで、夫婦の間の会話は自然と増えていくことでしょう。

実際、明治安田生命が調査した「夫婦に関するアンケート調査」では、「夫婦が円満であるのに大切だと思うこと」というアンケート項目において「話をする・聞く」という項目が55.4%と最も高い結果となったのです。

それほど、夫婦の会話、そして会話がしたくなるような環境を作ることは重要と言えます。

相談できる人を見つける

さて、ここまで複数の取るべき行動をお伝えしましたが、あなたも1人の人間であることから、たまには愚痴や悩みを話したいこともあるでしょう。

このような時に、何でも相談できる人を見つけてください。

口が固く、あなたの話をちゃんと聞いてくれる人が良いでしょう。パートナーのネガティブな話はそこだけに留めて、その他の人にベラベラとパートナーの愚痴を言わないようにしましょう。

ただし、「離婚調停に進みそう。」「慰謝料を請求してきた。」など法的に具体的なアドバイスを必要する場合は、弁護士に相談することをおすすめします。

離婚する気持ちが変わらない場合に取るべき行動

さて、離婚したくないという気持ちから、あなたがいくら努力しても結果的に相手の気持ちが変わらない場合は、話し合いにより離婚に応じるか否かの協議離婚か離婚調停を行うことになります。

その際、「もう離婚するしかない」とあなた自身が決心した場合は、離婚時に得られる金銭についても知っておく必要があります。

離婚時に得られる金銭

  1. 婚姻費用(別居する場合の生活費を請求できる)
  2. 慰謝料(精神的な苦痛を感じた場合)
  3. 財産分与(夫婦共同で築いた財産を原則1/2できる)
  4. 教育費(未成年の子供がいる場合に親権者に支払う)
  5. 年金分割(第3号被保険者の場合は相手方の1/2の年金をもらえる)

上記5点に加えて、親権者問題で争うような場合は、親権を獲得する必要もありますのでその知識も身につけておきましょう。それぞれの対策については、以下の関連記事にまとめてありますのでご参照ください。

まとめ

離婚したくない時に避けるべき行動と取るべき行動について解説をしました。

離婚を言い渡されてから関係修復に務めるのも簡単な話ではありませんので、もし、この記事を離婚前にお読みになったならばすぐにでも実行をして頂ければと思います。

また、離婚をすでに言い渡された場合も、離婚したくない。という強い気持ちがあるなら関係改善に向けて1つ1つ実行をしてみてください。その際、自己否定をし過ぎることなく取り組むのが重要になります。









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