年金手帳がない!紛失した時に即日再発行をしてもらうための全手順







年金受給者以外で年金手帳を普段から利用する人はほぼいないでしょう。タンスの奥底に眠っているだろう年金手帳ですが、転職をした際に提出が必要になります。

その際、慌てて年金手帳を探しますが、「年金手帳がない!」という事態に陥る方も少なくないのも事実です。

年金手帳の提出が急ぎである人も多いでしょうから、今回は年金手帳を紛失した時に即日再発行をするための全手順を解説します。

年金手帳の即日再発行に必要な準備書類

年金手帳を紛失してしまい再発行を行う場合は、「即日再発行」でも、「通常の再発行」でも必要なものは同じく3つあります。

年金手帳の再発行に必要なもの

  1. 身分証明書(運転免許証やマイナンバーカード)
  2. 年金手帳再交付申請書
  3. 印鑑

年金手帳再交付申請書とは

年金手帳再交付申請書とは、年金手帳を紛失し再発行を受けるために必ず必要な書類となります。

記入し印刷して持参することで手続き時の時間を短縮できますので、予め準備することをおすすめします。

年金手帳再交付申請書の見本

こちらが年金手帳再交付申請書の見本となりますが、氏名や住所まで記入できてもその下部分の(エ)(オ)(カ)の部分が少々やっかいで分からない方も多いでしょう。もし、分からない場合は年金事務所に聞いてから記載する方が良いので、持参する際は未記入でも問題ないでしょう。

年金基礎番号が分からない時の対処法

また、年金手帳再交付申請書は「年金基礎番号」の記入が必要になります。手元に年金手帳がない状態ですので、「年金基礎番号が分からない。」というケースも往往にしてあるでしょう。

その際は、年金基礎番号が記載されている書類を探してみましょう。日本年金機構から定期的に書類が送られてきますので、とりあえず自宅に保管している方も少なくないはずです。年金基礎番号が記載されている書類は以下の通りです。

年金基礎番号が記載されている書類

  • 国民年金保険料の納付書や検収書
  • ねんきん定期便
  • 国民年金保険料の口座振替額通知書
  • 年金手帳
  • 基礎年金番号通知書
  • 年金証書

このあたりに年金基礎番号が記載されてありますので、ご自宅の書類を一度確認をしてみましょう。

それでも年金基礎番号が分からない場合は、最寄りの年金事務所にて確認する方法もあります。即日発行の場合、後述しますが年金事務所へ直接出向く必要がありますのでそれでも問題はないと言えるでしょう。

年金手帳の即日発行の手続きは年金事務所のみ

年金手帳の即日再発行は必ず年金事務所で手続きを行う必要があります。従って、最寄りの市役所などでは即日再発行が出来ませんので注意が必要です。

その際、前述した通り、「身分証明書」、「印鑑」、「年金手帳再交付申請書」の3点セットは必ず持参するようにしましょう。ここで不備があると即日再発行が出来ませんので注意が必要です。

年金手帳の再発行が急ぎではない場合の手続き方法

一方で、年金手帳を即日再発行するほど急ぎではない方は、郵送、電子申請、窓口への持参から提出方法を選ぶことが可能です。また、被保険者によって提出先も異なりますので、合わせてお伝えします。

被保険者再発行申請先再発行の期間
第1号被保険者自営業やフリーターの方市区役所、町村役場数週間から1ヶ月程度
第2号被保険者会社員、公務員の方勤務先の会社1ヶ月程度
第3号被保険者第2号被保険者の配偶者の方配偶者の会社1ヶ月程度
第4号被保険者厚生年金に任意加入している方年金事務所即日だが郵送の場合は1週間程度

上記の通り、通常の手順で年金手帳の再発行手続きを行う場合は、提出先が年金事務所以外でも大丈夫です。

国民年金の場合は、最寄りの市区役所や町村役場となり、厚生年金はお勤めの会社に申請することとなります。

しかしながら、最終的には年金事務所に再発行の申請が届く流れとなりますので、それぞれの機関を回している間に時間が経過してしまうため、早くても1週間から1ヶ月程度の時間がかかることを把握しておきましょう。

年金手帳の即日再発行は代理人でも可能だがハードルが高い

次に年金手帳の再発行の代理申請ですが、即日発行の場合は、原則本人が年金事務所まで出向く必要があります。それが難しい場合は、以下の方々であれば代理申請が可能になりますが、少々ハードルが高いでしょう。

年金手帳の即日再発行手続きの代理申請が可能な方

  • 社会保険労務士、社会保険労務士の方
  • 法定代理人の方(法定代理人を証明する書類が必要です)
  • 事業主、事業主の代理(総務や労務の方が一般的ですが、事業主を通じて申請書を提出する場合になります)

急ぎでなければ配偶者など同居する家族でも代理申請は可能

上記は即日発行が必要な場合の代理申請者になりますが、急ぎではなく通常の再発行であれば同居する家族も代理申請が可能になります。代理人が申請を行う場合は、年金手帳の再発行に必要な3点セットに加えて以下の物も準備するようにしましょう。

また、申請を行なった場合は、後日郵送にて年金事務所が送付されてきます。

年金手帳の再発行を代理人が行う場合に必要なもの

  • 委任状(本人の捺印が必要)
  • 本人の捺印した必要書類
  • 代理人の身分証明書(顔写真付き)
  • 基礎年金番号が分かる書類
  • 代理人の捺印と印鑑

年金手帳が即日発行できない場合

現在勤めている職場が厚生年金に加入している場合は、基本的に会社が再発行の手続きを行います。このような場合は、基本的に即日の再発行ができないケースが多いようです。

それでも転職など急ぎで年金手帳の再発行を行いたい場合は、直接年金事務所に相談をすることで即日発行が認められるケースがあります 。まずは、最寄りの年金事務所に電話で確認を行うことをおすすめします。

年金手帳の再発行に関わる費用

年金手帳の紛失による再発行は原則費用の発生はありません。

年金手帳の再発行に関するまとめ

年金手帳の再発行は必要書類を揃え、本人が年金事務所に出向く事で「即日発行」が可能になります。

そのため、転職など急ぎで年金手帳が必要な場合は即日発行で対応しましょう。一方で、時間にゆとりがあれば通常の申請でも問題はないでしょうから、近くの市役所や会社で再発行手続きを行う方が簡単に済ませられるでしょう。

とはいえ、紛失や毀損による再発行の手続きは、自分が行う場合も任せる場合も非常に手間ですので、兎にも角にも年金手帳は「自宅から持ち出さない」という判断が一番と言えるでしょう。









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