離婚後の再婚期間は男性と女性でいつから可能?同じ相手だと期間は変わる?







離婚後に再婚できる期間は、男性が「0日」女性が「100日」となっています。女性の再婚期間は2015年以前は離婚から6ヶ月でありましたが、民法改正によって100日に短縮されました。

女性だけ再婚禁止期間が設けられることに不公平さを感じることだと思いますが、これは、再婚後に妊娠が判明した場合に「父親が誰か分からなくなる」という問題を防ぐための期間となります。

ただし、全ての女性に100日の再婚禁止期間が設定されている訳ではなく例外もあります。また、再婚禁止期間を過ぎてすぐに再婚するのも世間体が良くないと感じる人も多いことだと思います。

そこで今回は、離婚後の再婚期間についての知識と実際に再婚している平均期間を解説したいと思います。

離婚後に女性が再婚することができる期間

女性が再婚できる期間は、離婚から100日が経過した時になります。

冒頭でもお伝えしたように、100日以内に再婚をした場合に問題となるのが「妊娠が発覚したがどちらが父親か分からない」というケースになります。

民法の定めでは、子供の父親を推定する方法として「離婚後300日以内に生まれた子供は離婚前の夫」、「結婚後200日を過ぎて生まれた子供は現在の夫」としています。

その際、100日以内に再婚をすると、200日後に生まれた子供の推定が重なってしまうことから再婚禁止期間が100日に設定されているという訳です。

離婚後に男性が再婚することができる期間

一方、男性の場合は、妊娠することは医学上ありえないことになりますので再婚期間はすぐにでも可能となっています。

とは言え、離婚をしてすぐに再婚した場合に気になるのは世間体でしょう。家族や親族だけでなく職場にも結婚した事実は知られることになるでしょうから、離婚と再婚の手続きが短期間に行われることは少々に気になると言えます。

もちろん、離婚と再婚が仕事に直接的な影響を与えるかと言えば、別問題になりますが職場の関係性も鑑みて判断するようにしましょう。

女性の再婚禁止期間でも再婚することができる場合

女性の場合、再婚禁止期間が100日あるとお伝えしましたが、以下に該当する場合は100日以内でも再婚が認められております。

女性の再婚禁止期間の例外

  • 離婚した相手と再婚する場合
  • 女性の年齢が60歳を超えている場合
  • 夫が3年以上の生死不明によって離婚する場合
  • 離婚前に妊娠が判明しており出産した場合
  • 子宮全摘出など医学的に妊娠が出来ない場合

離婚した相手と再婚する場合

離婚した相手と再婚する場合は100日以内でも結婚することが可能になります。

これは、仮に妊娠していたとしても「父親の判別がつく」ことが挙げられます。もちろん、離婚後に再婚相手以外と肉体関係を持った場合は、事前にパートナーに報告することが望ましいと言えるでしょう。

女性の年齢が60歳を超えている場合

女性の年齢が60歳を超えている場合も100日以内の再婚が認められています。

これは、妊娠する確率が極めて低いことが挙げられるためですが、妊娠の疑いあるような場合はパートナーに伝え再婚する期間を遅らせるなど判断を行うようにしましょう。

夫が3年以上の生死不明によって離婚する場合

夫の生死が3年以上不明な場合は法的に離婚が認められています。

この場合、3年間は夫と肉体関係を持っていることはあり得ない。と言えますので100日以内の再婚が認められています。

離婚前に妊娠が判明しており出産した場合

離婚前にすでに妊娠し出産をしている場合は、父親が明確と言えますので100日以内の再婚が認められております。

子宮を全摘出しており医学的に妊娠が出来ない場合

子宮を全摘出している場合は、医学的には妊娠することが出来ません。このような場合も離婚後100日以内の再婚が認められております。

離婚後の再婚禁止期間に再婚した場合

基本的には、再婚禁止期間より前に婚姻届を提出しても受理されることはありませんが、役所の見落としなどで再婚が出来てしまった場合に、どのような扱いになるのか気になる方も多いと思います。

この場合、産まれた子供がどちらが親になるかは裁判所が決めることになります。

仮に、「現在のパートナーの子供である」ことに確証があったとしても、裁判所の判決によって「元パートナーとの子供である」と判決された場合は、現在のパートナーとの子供では無くなります。

せっかく誕生した我が子が自分の子供にならない」という悲劇が生まれないように再婚禁止期間は遵守するようにしましょう。

離婚後に再婚するまでの平均期間

ここまで、再婚禁止期間についてお伝えをさせて頂きましたが、実際のところ離婚からどの程度の期間をあけて再婚しているのか平均も合わせてお伝えしたいと思います。(平成23年度政府統計の総合窓口を参照)

男性が離婚後に再婚するまでの平均期間

男性の場合は、離婚後5年以内に再婚する人の割合が57%になりますので、半数以上の男性は離婚してから比較的早いタイミングで再婚していると言えます。

  • 1年未満に再婚する男性の割合:16%
  • 1年〜2年未満に再婚する男性の割合:13%
  • 2年〜3年未満に再婚する男性の割合:11%
  • 3年〜4年未満に再婚する男性の割合:9%
  • 4年〜5年未満に再婚する男性の割合:8%
  • 5年〜6年未満に再婚する男性の割合:7%
  • 6年〜7年未満に再婚する男性の割合:6%
  • 7年〜8年未満に再婚する男性の割合:5%
  • 8年〜9年未満に再婚する男性の割合:4%
  • 9年〜10年未満に再婚する男性の割合:4%
  • 10年〜に再婚する男性の割合:17%

女性が離婚後に再婚するまでの平均期間

女性の場合も、離婚後5年以内に再婚する人の割合が55%になりますので、男性同様に多くの方は5年以内に再婚していると言える状況です。

  • 1年未満に再婚する男性の割合:13%
  • 1年〜2年未満に再婚する女性の割合:13%
  • 2年〜3年未満に再婚する女性の割合:11%
  • 3年〜4年未満に再婚する女性の割合:10%
  • 4年〜5年未満に再婚する女性の割合:8%
  • 5年〜6年未満に再婚する女性の割合:7%
  • 6年〜7年未満に再婚する女性の割合:6%
  • 7年〜8年未満に再婚する女性の割合:5%
  • 8年〜9年未満に再婚する女性の割合:4%
  • 9年〜10年未満に再婚する女性の割合:4%
  • 10年〜に再婚する女性の割合:19%

まとめ

離婚後の再婚期間について解説を行いました。男性は再婚期間に定めはありませんが、女性の場合は100日を経過しなければ再婚することが出来ないと覚えておきましょう。

その際、「同じ相手と再婚する場合」や「女性の年齢が60歳以上の場合」など100日を経過せずとも、再婚することができる例外措置もあります。

正しい知識を身につけ再婚によって幸せな家庭を築いて頂ければと思います。









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