老後の楽しみ方|2ヶ月に1回旅行に行くためのお金のやりくり術







定年退職した方に話を聞くと、老後の楽しみは「旅行」と答える方が多くいます。ただ、旅行は支出が大きくなることから年に1回から2回程度しか旅行には行けない。という方も多いのではないでしょうか。今回は、ある夫婦が実践する2ヶ月に1回も旅行に行けるお金のやりくり方法をご紹介します。

Aさん夫婦の状況
年齢:ご主人70歳、奥様68歳
収入:264万円/年(夫婦二人の年金収入)
貯蓄:2500万円
支出:26万円
1回あたりの旅行費:5万円-30万円(夫婦二人)

Aさん夫婦の旅行事情

Aさんは夫婦は2ヶ月に1回は国内旅行に行きます。そして年1回は海外旅行に行くことを決めているのですが、国内旅行の予算は1泊5万円まで、海外旅行は30万円以内に収まるように旅行を楽しんでいます。しかしながら、結構な負担になる旅行をこの頻度で支出して家計は問題ないのか家計簿を確認してみましょう。

Aさん夫婦の家計簿

Aさん夫婦は、旅行に行かない月が6回、国内旅行にいく月が5回、海外旅行が1回という内訳で構成されています。毎月の生活費に変動はありませんが、この旅行のタイミングで収支は大きく変わってきます。

 一般的な世帯旅行がない月国内旅行のある月海外旅行がある月
収入220,000220,000220,000220,000
食費75,24475,00055,00055,000
住居16,33015,00015,00015,000
光熱・水道21,90115,00015,00015,000
家具・家事用品10,80210,00010,00010,000
被服及び履物9,75410,00010,00010,000
保険医療14,93615,00015,00015,000
交通・通信36,39910,00010,00010,000
教育1,469000
教養娯楽27,508050,000300,000
その他(税金、小遣い)62,94035,00040,00040,000
支出合計277,283170,000220,000470,000
収支-57,28350,0000-250,000

家計調査によると夫婦二人世帯の月間支出額は毎月27.8万円程度と言われています。Aさん夫婦の場合、旅行に行かない月の支出が17万円と大幅に低くなっていることが分かります。この大きな要因に「交通・通信費、その他の費用」が一般家庭よりも安くなっていることが分かります。Aさんが家庭が老後の生活を楽しむために取り組みをしていることをご紹介したいと思います。

Aさん夫婦のお金のやりくり①:交通・通信費を削減する

Aさん夫婦は車をすでに売却をしています。子供が小さい頃は車で出かける機会も多かったのですが、定年後、車を乗る理由がほとんどなくなり、日常生活の多くは最寄りのスーパーに行く程度です。どうしても遠出の必要があれば電車移動する方が車を所有するコストより安いという理由からすでに売却をしています。

また、通信費の削減はポイントは、携帯電話にあります。現役世代の時は頻繁に携帯電話を使うことも多かったのですが、今はほとんど使用する機会が減りました。定年退職後、1年間は携帯のプランはそのままで基本使用料だけでも二人で1.2万円程度の支払いをしていました。これをsimフリーの格安携帯に変更することで、二人の携帯料金はわずか3000円にまで減らすことができました。毎月9000円の節約です。

Aさん夫婦のお金のやりくり②:その他の費用を削減する

二つ目の「その他費用」ですが、一般的に3.5万円程度は税金などによる支出です。そして、残る27,940円が小遣いなど一般的には使途不明金です。ちょっとコンビニで雑誌を買った。自動販売機で飲み物を買った。など記憶にもないような支出が含まれます。

税金の削減は難しいのですが、この使途不明金の削減は意識だけで変えることができます。Aさん夫婦のルールは外出時は飲み物を水筒に入れて出歩き、コンビニNGというルールを設けています。これによって把握できない支出を削減していると言えます。

教養娯楽費は老後の楽しみ方を決める指標

老後の楽しみ方を決める支出として、「教養娯楽費」に使える金額は非常に重要な指標になると思います。Aさん夫婦の場合、旅行に行かない月はこの支出が発生しないためほぼ0円になります。それでも年間で55万円程度の支出をしていますので、一般家庭の32万円よりは高くつきます。ただ、年間6回も旅行に行くAさん夫婦が55万円の支出で収まっているのはお金のやりくりとは別に2つの方法があります。

老後を楽しむためのお金のテクニック①:マイルを貯める

これだけ旅行に行くAさんですのでしっかりとマイルを貯めています。このマイルは飛行機を乗る時だけしか貯まらない訳ではなく、日常生活の支払いもマイルが貯まるクレジットカードにしているためより早くマイルを貯めることができています。最寄りのスーパーの買い物から光熱費の支払いまでクレジットカードでの支払いを徹底しているようです。

老後を楽しむためのお金のテクニック②:予約の比較サイトを活用

旅行の大きな支出は移動費と宿泊費です。Aさん夫婦は旅行の比較サイトを活用し最安値を必ずチェックするようにしています。最近はトリバゴという複数の予約サイトを横断で比較できるサイトを愛用していますが、このような予約サイトを複数比較すると同じ行き先でも金額が大きく異なることやキャンペーンで安く泊まれるなどお得な情報を収集できることが非常に重要と言えるでしょう。国内、海外旅行のパッケージを活用する場合は、海外格安航空券の24時間自動予約のイーツアー を活用しまとめてプランを比較しています。

老後を楽しむためのお金のテクニック③:旅行は平日

これは定年後の特権でしょう。Aさん夫婦が旅行に行くタイミングは平日です。宿泊費が平日と土日を比べると数万円単位で価格が変わる場合もよくあることです。そこで、料金が安い平日を狙うことでお得な旅行を実現していると言えます。

老後の楽しみばかりで将来のお金は大丈夫?

いくらAさん夫婦がお金のやりくりをしているとは言え、いざ介護などの大きな支出が発生する場合など不安はないのだろうか。実はAさんは夫婦はそれも想定して老後の生活を楽しんでいるようです。Aさん夫婦はもし、老後資金に枯渇するような場合はリバースモーゲージを活用し老後資金を金融機関から借り入れをする予定です。

リバースモーゲージは住宅を担保に資金を借り入れし返済は債務者が死亡した後になることから生きている間の支払いは金利のみとなります。リバースモーゲージがあると思えることが支えとなり今ある資産を老後の生活を楽しむために活用できていると言えます。

老後の楽しみ方は選択と集中が大切

Aさん夫婦の旅行における家計のやりくり術をご紹介しましたが、老後の楽しみ方はまさに「選択と集中」と言えるでしょう。締めるところはきっちりと締め、使うところはしっかり使う。このバランスを行うことが老後の楽しみ方では重要と言えます。









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