年金保険料の特別催告状は無視してはダメ!差し押さえされる可能性大







ある日突然自宅のポスト開けたら見知らぬ通知が届いていた。「特別催告状」ってなんだ?

と疑問と不安に感じた方も少なくないかもしれません。これは国民年金保険料を納付していない方に「年金を納付して下さい」という意味合いで送られてくる通知のことです。

読み方は「とくべつさいこくじょう」と読みますが、この「特別催告状」の送付には2つの目的があります。

  • 1つ目は、金銭的に年金保険料の納付が出来ない人に免除や猶予の申請を行うように促すこと。
  • 2つ目は、そもそも年金保険料を納める気がない人を割り出すことです。

では、特別催告状が届いても無視を続けた場合はどのような扱いになるのか解説を行いたいと思います。

特別催告状を無視するとどうなる?差し押さえは本当にやってくる

さすがに年金保険料程度で差し押さえまでする訳がない。みんな年金は滞納しているだろうと甘い考えは捨てましょう。

年金制度の崩壊危機と巷では言われていますが、簡単に年金制度を崩壊させる訳にはいきませんから国も必死で未納者に対しての年金保険料の徴収を行なっております。

現に2015年度の差し押さえ件数は7,000件に対して2016年度は1万4,000件まで差し押さえ件数が増加しています。2倍近くの差し押さえを行なっていることから年金未納者に対しての罰則は強化されていると言えるでしょう。

年金保険料の時効である2年は本当に逃げ切れるのか?

年金保険料の納付は2年で時効となります。従って、2年間逃げ切れば年金を納める必要がなくなり上記のような差し押さえも回避することが出来るのです。ただ、正直時効を迎えることはほぼ無いと思っていただいて良いでしょう。

なぜなら、督促状が発行された場合年金の時効はストップします。

従って、悪質な滞納者であれば督促状まで発行してしまえばそれでおしまいです。逃げ切れません。結果的に保険料を加算金を加えて支払うか財産を差し押さえされるかの二択となりますので、滞納することなく納付することが一番良いと言えるでしょう。

特別催告状の封筒の色

まず、特別催告状は青色→黄色→赤色の順番で封書が届きます。これは事態が深刻化していますよ。ということを表すもので、最初に届く青色の封筒の特別催告状はまだ初期の段階です。

この段階では悪質な滞納者という扱いではなく「事情によって納付が遅れているだけかもしれない」と日本年金機構も探りの段階と言えるでしょう。

そのため、この段階で年金保険料を納めることが理想です。それでも無視をした場合はどのような扱いになるのでしょう。

特別催告状の封筒の色が黄色や赤色に変わる

青色の特別催告状を無視した場合は、黄色、赤色と封筒の色が変わることになります。

この段階では、すでに悪質な滞納者であると日本年金機構も判断しており、年金保険料を納めない場合は、「延滞金の発生や財産の差し押さえをする」と言わんばかりの内容が送られてくることになります。

最終督促状が届いても年金保険料を納めていない場合は、「督促」→「納付督励」→「差押予告」→「財産調査」→「差押」のステップであなたの財産が差し押さえするステップが確実に進むことになります。

特別催告状が届いた時の対応は?

それでは、特別催告状が自宅に届いた場合はどのような対応が望ましいのか解説を行います。

まず、納付期限前ならそのまま納付を行うようにしましょう。もし、納付期限を過ぎてしまっている場合はすぐに年金事務所に連絡をしてください。そして、いつまでに支払いができるのかを伝えて年金事務所の担当者の指示に従うようにしてください。

分割支払いは可能|払えない時は免除・猶予の申請を行う

国民年金保険料の未納分をまとめて支払うとなると高額な支出が発生してしまうことになります。このような場合は、分割支払いも可能になります。

ただし、日本年金機構が認めた場合に限りますので特別催告状が届いた時は、出来る限り早い段階で分割支払いの相談を行うようにしましょう。

また、年金保険料が経済的な事情で支払いが出来ない場合は、「免除または猶予」の申請を必ず行いましょう。

免除・猶予の申請を行うことで、前年所得を基準に「全額免除」、「4分の3免除」、「半額免除」、「4分の1免除」の免除が受けられますし、滞納者扱いにはならいので必ず申請を行いましょう。

詳しくは「国民年金保険料の免除と猶予|基準・申請方法・必要書類・追納を解説」をご参照頂ければと思います。

学生の方で特別催告状が届いた場合

まだ学生の方で所得も無く年金を支払うことが出来ないという方も20歳以上である限りは年金保険料を納める義務があります。

ただし、学生の場合は「学生納付特例制度」を活用することで年金保険料の納付を猶予することが可能になります。

特別催告状が届いたということは、この「学生納付特例制度」の手続きが出来ていない可能性がありますのですぐに手続きを行うようにしましょう。詳しくは「学生の年金保険料が猶予される「学生納付特例制度」について徹底解説」をご参照ください。

年金未納だけど差し押さえされない方

年金未納者に特別催告状が届くとお伝えしましたが、年間所得が300万円以下の方は、差し押さえの対象からは外されます

300万円以上の方は滞納期間が13ヶ月を越えると差し押さえ対象となりますので注意しましょう。(2017年現在)

また、年金未納だけど特別催告状が届いていない。という方は、引っ越しなどにより国民年金の住所変更手続きが出来ていない可能性があります。

市区町村によっては住民票の登録を行うことで国民年金の住所変更も完了する場合がありますが、正式には国民年金も住所変更手続きが必要になります。

詳しくは「【引越しの際は忘れずに!】国民年金の住所変更手続きを解説」をご参照ください。

年金保険料の特別催告状まとめ

年金保険料の特別催告状について解説を行いました。

年金を滞納しても現在ではメリットが何1つ無い。

と断言ができますので経済的に厳しい等の理由が無い方は必ず支払うようにしましょう。また、経済的に厳しい方も滞納するのではなく、免除や猶予の申請を行うようにしましょう。









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