国民年金を口座振替で支払うための手続き方法と解約方法を解説







国民年金は、コンビニ支払い、クレジットカード支払い、口座振替と複数の納付方法があります。その中でも、前納する時に最も割引が受けられる口座振替は、お得感がありますので選択している人が多いと言えます。

そこで、これから国民年金保険料を納付する必要がある人に向けて口座振替の手続き方法をお伝えしたいと思います。

合わせて、クレジットカード払いに切り替えをしたいなど支払い方法を変更したい人に向けて口座振替の解約方法についてもお伝えしたいと思います。

国民年金の前納を口座振替で支払うと割引される

国民年金保険料には「前納」と呼ばれる前払い制度があります。最大2年分を前納できるのですが、1年分、6ヶ月分を前納することも可能になります。

前納の最大のメリットは国民年金保険料の割引にありますので、まずは、支払い方法別に前納の割引額をお伝えしたいと思います。

国民年金を前納した場合の割引額

前納期間口座振替現金納付・クレジットカード
半年前納9万6930円
(1110円割引)
9万7240円
(800円割引)
1年前納19万1970円
(4110円割引)
19万2600円
(3480円割引)
2年前納37万7350円
(1万5650円割引)
37万8580円
(1万4420円割引)

※口座振替及びクレジットカード支払いは半年(4月〜9月)、1年及び2年前納の申し込み期限は平成30年2月末まで
※現金での前納は4月中まで受付可能

上記の通り、口座振替で前納すると最大で1万4420円分も割引を受けることが可能になりますのでお得感があると言えるでしょう。

前納制度の詳しい解説は「国民年金は前納制度を活用し節約すべし!半年・1年・2年の割引額を紹介」をご参照ください。

国民年金を口座振替するといつから引き落としされる?

国民年金保険料を前納する場合、お得感があると言えども数十万の支出になります。そのため、口座に現金を用意しておく必要がありますのでいつから引き落としされるのかも気になるポイントでしょう。

そこで、前納する期間別に引き落とし日をお伝えしたいと思います。

国民年金を前納した場合に口座振替されるタイミング

前納期間申請書提出期限口座振替日
6か月前4月から9月分2月末4月末
10月から翌年3月分8月末10月末
1年前4月から翌年3月分2月末4月末
2年前4月から翌々年3月分2月末4月末

また、前納せずに毎月の保険料を納付する場合は、口座振替の手続きが完了した翌月以降に振替が開始されます。その際、「口座振替開始のお知らせ」というハガキが届きますので確認するようにしましょう。

家族が国民年金を支払う場合は口座名義に注意

国民年金を口座振替することで「前納によって割引を受けられる」ことや「支払いの手間を省くこともできる」ため、利用者が多いといえます。

一方、家族分の国民年保険料をまとめて支払っている場合は注意が必要です。

国民年金保険料は全額所得控除の扱いになりますが、立替している人の銀行口座からではなく、本来納付する人の銀行口座から引き落としをしてしまうと、立替した人は所得控除を受けることが出来なくなります。

そのため、口座振替する名義人は、実際に支払う人の銀行口座を指定するようにしましょう。

国民年金を口座振替で支払う手続き方法

それでは、国民年金を口座振替で支払う手続き方法を解説したいと思います。

口座振替に必要な物

上記の必要書類を準備したら、最寄りの年金事務所または口座を開設した銀行窓口に提出すれば完了になります。

「国民年金保険料口座振替納付(変更)申出書兼国民年金保険料口座振替依頼書」は、金融機関にも用意されておりますので準備しておくようにしましょう。

振替口座を変えずに支払い方法のみを変更する場合

2年前納で口座振替を契約したが、やはり1年前納に変更したい。と言う場合もあるでしょう。このような時も、必要書類を準備し年金事務所に提出するのみで手続きが完了します。

口座振替に必要な物

国民年金の口座振替を名義変更する手続き方法

結婚などにより氏名や住所が変わった場合は、銀行口座の名義変更に加えて、国民年金の登録情報も変更する必要があります。

変更種別変更内容必要書類
氏名変更国民年金第1号被保険者になる場合

  • 市区町村役場の国民年金担当課へ「被保険者氏名変更届」を提出

国民年金第3号被保険者になる場合

  • 勤務する配偶者の事業主へ「国民年金第3号被保険者該当届」を提出

国民年金第1号被保険者になる場合

  • 被保険者氏名変更届
  • 年金手帳

国民年金第3号被保険者になる場合

  • 国民年金第3号被保険者該当届
  • 本人と配偶者の年金手帳
  • 配偶者の収入により生計を維持していることを証明する書類
住所変更国民年金第1号被保険者になる場合

  • 市区町村役場の国民年金担当課へ「被保険者住所変更届」を提出

国民年金第3号被保険者になる場合

  • 勤務する配偶者の事業主へ「国民年金第3号被保険者該当届」を提出
  • 被保険者住所変更届
  • 年金手帳

*本記事では国民年金の口座振替に必要な名義変更になりますので第2号被保険者の変更手続きは割愛させて頂きます。

国民年金の口座振替を解約する方法

クレジットカード払いに変更したい。など、口座振替を解約したい人もいることでしょう。このような時は、最寄りの年金事務所または登録した口座を管理する銀行にて手続きを行うことが可能になります。

口座振替の解約に必要な書類

  1. 国民年金保険料口座振替辞退申出書
  2. 年金手帳(基礎年金番号が分かる書類)
  3. 通帳またはキャッシュカード
  4. 届出印(通帳に使っている印鑑)

事前に「国民年金保険料口座振替辞退申出書」を記入して行く場合は、②〜④は不要になります。

まとめ

国民年金保険料を口座振替する手続き方法について解説を行いました。国民年金を口座振替することで割引を多く受けることができるため検討する価値は高いと言えるでしょう。

一方、最近ではクレジットカードのポイント還元率も高くなっておりますので、ポイントを貯めたい人はクレジットカード払いも合わせてご検討ください。

クレジットカード払いの詳しい解説は「国民年金をクレジットカード払いにするとお得なの?割引率を徹底比較」をご参照頂ければと思います。









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