借金1000万はどう返済する?自己破産・個人再生・任意整理の選び方







借金1000万円と聞くと、多くの方はそんな大金を借金する訳がない。と考えることだと思いますが、以外にも多くの方が借金1000万円を抱えているケースがあります。

例えば、住宅ローンを契約すれば、それだけで借金1000万円を超えるでしょうし、中には奨学金に自動車ローンを組み合わせるだけでも1000万円近くの借金を抱えてしまう方もいることだと思います。

上記のような例は、毎月一定の金額を長期に渡って返済することから高額な借金に日々悩まされるという感覚も薄いかもしれません。ただ、会社をクビになったり収入が大幅に下がった場合は途端に借金苦に悩まされてしまうのです。

そこで今回は、借金1000万円の返済が厳しくなった時にどのように返済をするのか解説をしたいと思います。

借金1000万円の返済計画を立てる

借金1000万円は、冒頭でもお伝えしたように誰もが抱える可能性がある借金額と言えますので決して他人事ではありません。それでは、借金1000万円を返済するためにどのような返済計画を立てる必要があるか考えてみましょう。

まず、借金1000万円を何年で返済するのか?という点ですが、簡単に毎月の返済金額を確認したいと思います。

借金1000万円の返済金額

  • 3年間で返済する場合:毎月27.7万円を返済をするため年間333万円の返済が必要
  • 5年間で返済する場合:毎月16.6万円を返済をするため年間200万円の返済が必要
  • 10年間で返済する場合:毎月8.3万円を返済をするため年間100万円の返済が必要

1000万円の借金は、10年での完済を目標にした場合でも、毎月8.3万円の返済が10年間続くことになります。実際に金額にすると途方も無い金額と言えます。

さて、問題はこの金額を返済することが可能なのか?という点です。返済期間が長引けば当然ながら利息も加算されますし、そもそも、返済できないのに今の生活を維持するために更に借金を重ねてしまっては一瞬で借金地獄の完成です。

その際、将来給料が上がるかもしれない。などの甘い考えは捨てるべきです。未来の話は何も保証がありませんので、10年先の給料アップを期待しても意味がありません。

そのため、3年〜5年で完済できる計画で無理のない返済計画を立てる必要があります。

1000万円の借金を3年〜5年に返済する場合、3年であれば毎月27.7万円、5年であれば16.6万円を工面する必要がありますが、この金額を今から副業で稼いでください。というのも無理な話でしょう。

そこで、検討するべきが債務整理です。

1000万円の借金を返済する方法

借金1000万円の返済が収入から出来ない場合は、副業などを掛け持ちして寝ないで働けば良い。という訳にもいきません。すぐに体調を崩して本業にも影響を与えてしまいます。

そこで検討するべきが、借金を減額または免除することができる債務整理です。

債務整理には、「任意整理」、「個人再生」、「自己破産」などの種類がありますが、収支の状況や借金を作った理由などに応じて最適な方法を選択するべきであると言えます。

そこで、上記3つの債務整理について解説を行います。

借金1000万円の返済方法1.任意整理

任意整理は、債権者と債務者(弁護士や司法書士に依頼する場合は専門家)が話し合いによって借金を減額させる方法です。利息の引き直しや過払い金請求によって借金の総額を減額させるのですが、裁判所が介在しないので手続きが一番簡易であると言えます。

任意整理のメリットとデメリットをまとめると以下の通りです。

任意整理の
メリット
  • 借金の減額が可能
  • 専門家が債務者に代わって交渉してくれるので精神的負荷が軽い
  • 借金の種類問わず(ギャンブルなど)活用できる
  • 裁判所が介在しないので手続きが容易
  • 任意整理する債務としない債務を選択できる(住宅ローンは自分で支払うなど)
  • 保証人に迷惑がかからない(減額してもあくまで自力完済を行うため)
  • 勤務先などに秘密が漏れにくい
  • 専門家が介在した時から督促がされなくなる
任意整理の
デメリット
  • 任意整理をしても借金の返済は必要(あくまで減額)
  • 債権者との交渉次第で減額幅が決まる(専門家の腕次第と言えます)
  • 交渉には1年程度の時間がかかる場合がある
  • 事故情報が5年間残ってしまう

上記の通り、債務整理の中では最もデメリットが少ない方法で借金を減額することが可能になります。債権者との交渉は法的な知識も必要になります。そこで、「任意整理を司法書士に依頼するメリット・デメリットとおすすめの事務所」にて実績が豊富な弁護士、司法書士の費用を比較しておりますので、自分に合った専門家を見つけるようにしましょう。

債務整理で借金がいくら減額されるのか気になる方は
「借金減額シミュレーター」でいくら借金が減額されのか計算可能です。

借金1000万円の返済方法2.個人再生

個人再生は、裁判所を介在させ借金を減額させることができる法的な手続きになりますが、借金額をおおよそ1/5程度まで減らすことが可能になりますので、1000万円の借金を200万円まで減額させることが可能になります。

減額後は3年〜5年で完済させる必要がありますが、3年返済の場合でも毎月5.5万円にすることが可能になりますので債務者にとっては非常に助かる制度と言えるでしょう。

個人再生のメリットとデメリットをまとめると以下の通りです。

個人再生の
メリット
  • 任意整理よりも借金の減額幅が大きい
  • 自宅を手放す必要がない
  • 専門家が介在した後は債権者からの督促が停止する
個人再生の
デメリット
  • 事故情報に5年間〜10年間記録されてしまう
  • 安定した収入がないと手続きできない
  • 住所と氏名が国が発行する官報に掲載されてしまう
  • 債権者から半数以上の同意を得られない場合は手続きができない

個人再生は任意整理よりも借金を大きく減額できる一方で、事故情報が5年〜10年間も掲載されてしまうことや官報に掲載されるなどデメリットが重たくなります。それでも自己破産よりは自宅を残すことができるなど資産を守りたい人にとっては良い制度と言えます。

個人再生は手続きが非常に複雑なことから弁護士や司法書士に依頼することが望ましいと言えますが、「個人再生における司法書士と弁護士の業務内容や費用はどう違うのか?」では実績が豊富な弁護士、司法書士の費用を比較しておりますので、自分に合った専門家を見つけるようにしましょう。

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借金1000万円の返済方法3.自己破産

自己破産は財産の全てが差し押さえされる代わりに借金が免除になる制度とイメージする方も多いのですが、厳密には現金99万円、預金口座20万円までは手元に残すことが可能になります。

加えて、破産者本人の財産しか差し押さえ対象にはならないので、配偶者、子供、両親などの財産まで徴収されることはありません。

自己破産のメリットとデメリットをまとめると以下の通りです。

自己破産の
メリット
  • 全ての借金が免除される
  • 自己破産の手続き開始後は債権者からの督促が停止する
  • 最低限の財産は手元に残せる
自己破産の
デメリット
  • 事故情報に5年間〜10年間記録されてしまう
  • 住所と氏名が国が発行する官報に掲載されてしまう
  • 免責決定まで職業制限がある
  • 免責が認められない場合がある(ギャンブルなどは免責不許可事由に該当する)

自己破産は借金が全額免除になる一方で、事故情報は5年〜10年の期間も登録されてしまうことや、一定の財産は全て差し押さえされてしまうことからデメリットも非常に重たいと言えます。

また、免責不許可事由と呼ばれ借金の原因がギャンブルなどは自己破産ができない。となっております。ただし、裁量免責と呼ばれる制度で実際は免責されている実態もあります。

上記の通り、自己破産は様々な法律を熟知していることや不毛な噂が蔓延している実態もありますので、弁護士や司法書士に必ず相談をした方が良いでしょう。「自己破産は司法書士と弁護士にどちらに依頼すべき?業務の違いを解説」にて実績が豊富な弁護士、司法書士の費用を比較しておりますので、自分に合った専門家を見つけるようにしましょう。

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まとめ

借金1000万円を返済する方法として、「任意整理」、「個人再生」、「自己破産」について紹介をさせて頂きました。

デメリットなしに借金を減額または免除できる訳ではありませんが、それでも日々の借金で夜も眠れない生活を送っている方は借金が増えすぎる前に債務整理で借金地獄から抜け出すようにしましょう。

その際、自分がどの債務整理が良いかは、減額できる金額や収入によって変わりますので、まずは以下より借金がいくら減額できるのか調査してみましょう。

債務整理で借金がいくら減額されるのか気になる方は
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