現在借金を抱えており、定年後も借金が完済できない方は要注意です。
高齢者の生活保護受給率が5割を超える昨今、借金を抱えていない方でも老後破産をしてしまう現状があります。そのため、現在借金をしている方は早々に借金を返済しなければ高い確率で老後破産してしまうでしょう。
そこで今回ご紹介したいのが債務整理の1つである「任意整理」を活用した借金減額方法です。任意整理の理解に加えておすすめの法律事務所をご紹介します。
債務整理で借金がいくら減額されるのか気になる方は
「借金減額シミュレーター」でいくら借金が減額されのか計算可能です。
任意整理とは

任意整理とは、弁護士や司法書士などの専門家が債権者と借金減額の交渉を行い債務者が支払可能になる条件に調整・変更を行う制度になります。
「債務整理」の方法の中で一番活用されるのがこの「任意整理」になります。
具体的には、高金利な消費者金融などから借り入れしている場合、過去に過剰の支払いをしている返済金額を元本に充てることによって借金額の減額を行うと共にこれから先の利息に関してもカットし分割支払を可能にするなどの交渉を行なってくれます。
そのため、借金で苦しんでいる方には非常に頼もしい制度と言えるでしょう。また裁判所を通す必要がないので手続きも簡単という利点もあります。
- 弁護士や司法書士など法のプロが交渉を行なってくれる
- 裁判所が関与しないので手続きの手間が省ける
- 減額後の借金を分割返済できるので毎月の返済額も減る
任意整理のメリット

任意整理のメリットは、借金の返済額を減らし、債務整理後の返済金額を無理のない範囲で分割支払ができる点があります。また、自由度が比較的高いため、一部の債権者のみの債権を任意整理するということが可能になります。
そのため、取り立てが厳しい消費者金融や自身だけでは返済の見込みはない場合など取捨選択できる点もポイントでしょう。
任意整理のデメリット

一方、任意整理のデメリットとしては、ブラックリストに載ってしまうことから任意整理後、5年間程度は新規の借り入れができなくなります。
それでも自己破産をする場合に比べればブラックリストの期間は半分程度になるでしょうから任意整理の方が良いと言えます。また、任意整理はおおよそ200万円程度の借金減額を対象にしていますが、借金が700万円以上など高額になった場合は個人再生を活用した方が良いでしょう。
また、どうしても返済が出来ない場合は自己破産となります。最近は任意整理に応じない業者や必ず成功するというものでないのですが、まずは自分の借金がいくら減るのか相談は行うべきでしょう。
任意整理の手続きの流れ
任意整理には大きく5つのステップが発生します。基本的には弁護士や司法書士が担当してくれますので指示に従いながら必要な書類などの準備を行うようにしましょう。
手続きの流れ | 詳細 | |
1 | まずは相談・任意整理の説明を聞く | 任意整理は弁護士や司法書士が担当しますので、任意整理を取り扱う事務所にてメリットやデメリットに加え費用などの説明を受けましょう |
2 | 受任通知・債権調査 | 債権者に受任通知を発送します。これによって債権者からの取り立てが止まります |
3 | 取引実態の調査及び利息制限法による引き直し計算 | 利息制限法の上限を超えた利息の支払額を洗い出します |
4 | 和解交渉 | 元本の減額及び将来の利息カットに向けた交渉が行われます |
5 | 交渉交渉完了・分割支払 | 和解交渉が完了すると契約書を締結し分割にて返済が開始されます。 |
任意整理をお願いする専門家の選び方
債務整理をお願いできる場所は司法書士や弁護士事務所になりますので問い合わせを行いましょう。
普段、司法書士や弁護士を利用する機会も少ないので誰にお願いするべきなのかよく分からないという方も多いかもしれません。そのような場合に任意整理をお願いするにあったての選び方をお伝えします。
実績豊富な法律事務所を選択する
司法書士や弁護士と言っても分野によって得意、不得意が分かれます。そのため、どこでも同じように対応ができるかと言えばそれは異なります。
加えて任意整理の基本は「交渉」であることからその手の実績が豊富な法律事務所にお願いするのが得策です。
弁護士事務所のホームページなどに「任意整理」を強みしている場合は強調していると思いますので、ひとつの目印になります。
弁護士数が多い事務所を選択する
これはあくまで目安でしかありませんが、どうしても1人あたりで対応できる相談数は限られてしまいます。
そのため、なるべく弁護士数の多い法律事務所に相談する方が対応がスムーズである場合があります。加えて、弁護士数が多いということは、これまで累計で対応した相談数が多いということにもなりますので実績が豊富というメリットもあります。
見積もりが必ず貰える
見積もりはどの法律事務所に相談をする場合でも必ずもらうようにしましょう。
口頭での料金だけでなく、書面で残すことは後々揉めないためにも重要なことです。加えて、法律のプロなので心配はいらないと思いますが、念のため料金が明瞭であるかも確認するようにしましょう。
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- 月々の返済額を依頼前に診断してくれるので安心して依頼ができる
- プライバシー保護の観点から郵送物は事務所名ではなく個人名対応
- 最初の相談は匿名でOK
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項目 | 詳細 |
電話・メール相談 | 無料で相談可能 |
着手金 | 0円 |
成功報酬 | 54000円 |
相談可能時間 | 年中無休24時間全国対応 |
まとめ
定年後も借金が残りそうな方や現在借金の返済に苦しんでいる方は、まずは任意整理の相談を法の専門家である弁護士や司法書士に行うようにしましょう。
相談料は基本無料ですし、秘密厳守で匿名対応可能であることからまずはメールや電話で問い合わせを行い、少しでも借金が減額できるのか確認を行うことをおすすめします。
本記事は借金完済の一歩編集部様の協力を得て作成を行なっております。借金完済の一歩様の記事は以下よりご確認いただけます。