様式変更あり!平成30年度扶養親族等申告書の提出漏れはありませんか?







平成30年度からの「扶養親族等申告書」の様式が変更されました。

従来の「扶養親族等申告書」は、申告内容の変更有無の欄にチェックし返送するものだったのですが、今回の様式変更によって記載されている内容が大幅に変更になりました。

また、送付される様式のサイズに関しても、ハガキサイズからA4サイズ2ページ分に変更になったことから、この文書が「扶養親族等申告書」だと気が付かず未提出となっている人が続出しております。

そこで今回は、「扶養親族等申告書」の提出の必要性及び変更経緯についてお伝えします。

扶養親族等申告書の様式変更について

「従来の扶養親族等申告書」と「現在の扶養親族等申告書」を以下に掲載させて頂きますが、違いは一目瞭然でしょう。

今回、扶養親族等申告書が変更された背景には、マイナンバーカードへの対応が必要であったことが挙げられます。加えて、従来の扶養親族等申告書にあった「申告内容の変更有無のチェックボックス」は削除されております。

一見、項目が増えて記入するのが難しそうにも見えますが、1つ1つの項目に難しい内容はありませんので、よく読めば記入すること自体は可能でしょう。ただし、高齢の方などサポートが必要な場合はご家族の方が手伝って頂ければと思います。

そもそも扶養親族等申告書とは?提出しないと損をする

扶養親族等申告書とは、年金から天引きされている所得税を算出する際の条件を確認する書類となります。

扶養親族等申告書が未提出だと所得税の金額を正しく算出することが出来ないため、本来徴収される所得税率よりも高くなってしまいます。では、実際に所得税はどれほど変わってしまうのかお伝えをしたいと思います。

扶養親族等申告書の提出・未提出で変わる所得税率

扶養親族等申告書を「提出している場合」と「未提出の場合」では、源泉徴収額の計算方法が変わることになります。まず、影響があるのは、所得税率が未提出の場合は10.21%なのに対して、提出していると5.105%まで税率が軽減されます。

 扶養親族等申告書の提出有無で変わる税率

  • 未提出の場合:所得税率10.21%
  • 提出した場合:所得税率5.105%

加えて、扶養親族等申告書を提出すると「基礎控除38万円」や「配偶者控除」も加算することが出来ますので、源泉徴収額を大きく軽減することが可能になります。

上記のことから、「扶養親族等申告書」を提出するだけで受け取れる年金額を増やすことが可能になりますので、全員が必ず提出するべき書類と言えるでしょう。

扶養親族等申告書の提出期限

本来、平成30年度の扶養親族等申告書の提出期限は、2017年9月29日でした。

そのため、すでに提出期限は過ぎておりますが、2018年4月18日付けで日本年金機構から「平成30年分扶養親族等申告書が未提出の方等への再度のお知らせについて」と再度、提出するようにアナウンスが出ています。

これによると、2018年4月中に「平成30年度の扶養親族等申告書」を提出すれば2018年6月支払い分から年金額の調整が行われることになります。期日を過ぎてしまった場合は、その次の支払い月で調整がされます。

上記のことからまだ提出するメリットを受けられますので必ず提出をするようにしましょう。

まとめ

現在、扶養親族等申告書が未提出の方で提出方法が分からない場合は、日本年金機構や街角の年金センターに相談することをおすすめします。

本件に関しては、日本年金機構からフリーダイヤルの用意もされておりますので、お困りごとは以下より問い合わせをしてみましょう。

源泉徴収お問い合わせダイヤル

  • 0120―051-217
  • 受付時間 平日 8:30~17:00 








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