個人再生における司法書士と弁護士の業務内容や費用はどう違うのか?







個人再生は手続きが非常に複雑であり一般的には司法書士や弁護士に依頼して手続きを進めることになります。その際、司法書士と弁護士が同じ業務を担当できるのであれば、そもそも資格の違いなどないでしょう。

実際に、司法書士と弁護士では個人再生においても大きく担当できる業務が異なります。

そこで今回は、個人再生を行う際に司法書士と弁護士で業務内容がどう異なるのか?また、依頼した際の費用がどの程度違いが生まれるのか?について解説をしたいと思います。

個人再生における弁護士と司法書士の業務内容の違い

まずは、個人再生における弁護士と司法書士の業務の違いからお伝えしたいと思います。

司法書士と弁護士の業務内容の違いには「司法書士は裁判所や裁判官とのやりとりの代理ができない点」と「司法書士は140万円以上の借金は対応できない点」があります。

それぞれ、詳しく解説を行います。

司法書士は裁判所や裁判官とのやりとりの代理ができない

個人再生の手続きは「個人再生の手続きと流れとは?11の手順と必要書類を徹底解説」にて解説を行なっておりますが、何度か裁判所へ必要書類の作成や提出を行う必要があります。

その際、弁護士は全ての業務を代理することが可能ですが、司法書士の場合は書類の作成しか代理することができないので、裁判所への提出や裁判官とのやりとりは自分自身で行う必要があります。

余程信頼のおける司法書士がいる場合は別ですが、そうでは無いなら弁護士に個人再生を任せた方が手間は少ないと言えます。

司法書士は140万円以上の借金は対応できない

さらに司法書士は140万円以上の借金を抱える人に法律相談を行うことは出来ません。個人再生は100万円以下の借金は減額されませんので、このような少額の借金の場合は任意整理を検討する方が一般的でしょう。

そのため、個人再生において司法書士が対応できる範囲が実質100万円〜140万円の範囲と考えるあまりニーズがないというのが実態でしょう。借金が140万円を超える場合は弁護士に依頼するしかありません。

個人再生における弁護士と司法書士の費用の違い

業務内容では、弁護士に依頼した方が個人再生の手続きがスムーズに進むことはご理解頂けたと思いますが、それでも弁護士費用があまりにも高額である。という場合はなかなか依頼も出来ないでしょう。

では、実際に個人再生における弁護士と司法書士の費用の違いをお伝えします。

個人再生の費用は司法書士に方が10万円程度安い

個人再生の司法書士や弁護士費用の内訳は、着手金に報酬金を加えた金額が請求されることになりますが、おおよその費用相場以下の通りです。

個人再生の司法書士・弁護士の費用

  • 弁護士:30万円〜50万円
  • 司法書士:20万円〜30万円

また、住宅ローンを残す「住宅ローン特約」の費用は司法書士も弁護士も変わらず5万円〜10万円の費用が発生いたします。詳しくは「個人再生の住宅ローン特別条項とは?再建後はローンは組めるのか解説」をご参照ください。

上記のことから、専門家に依頼する費用は、司法書士に依頼した方が10万円〜20万円程度費用が安いと言えます。

業務内容が制限されていますので、費用が安いのも当然と言えるでしょう。

個人再生委員の費用は弁護士の方が10万円程度安い

個人再生の費用で忘れてはいけないのが、「個人再生委員」への報酬です。個人再生委員は裁判所が任命する弁護士で、裁判所に代わって、個人再生における指導や監督の役割を担います。

この、個人再生委員の報酬も債務者が行う必要がありますが、あなたが、司法書士に依頼しているか?弁護士に依頼しているか?によって個人再生委員の報酬が変わります。

個人再生委員の報酬

  • 代理弁護士あり:15万円程度
  • 代理弁護士なし:25万円程度

上記の通り、弁護士に依頼している場合は15万円、司法書士に依頼している場合は25万円の報酬を個人再生委員に支払う必要がありますので、結果的に司法書士も弁護士も支払い費用に大きな差は生まれないと言えるでしょう。

個人再生の費用については「個人再生の費用はいくら?弁護士費用が払えない時は分割ができる」にて詳しく解説をしておりますのでご参照ください。

個人再生は司法書士よりも弁護士に依頼すべき

上記の通り、個人再生を行う場合に司法書士に依頼するメリットは正直なところ少ないと言えるでしょう。

そのため、個人再生を検討している方は、初めから弁護士に相談することをおすすめします。そこで、個人再生の実績が豊富な弁護士事務所を抽出し費用を比較した一覧表を作成しましたので、お役に立てればと思います。

事務所名個人再生着手金個人再生報酬金合計分割払い
弁護士法人アドバンス40万円〜0円40万円〜可能
名村法律事務所30万円〜20万円〜50万円〜可能
弁護士法人東京ロータス法律事務所30万円〜30万円〜60万円〜可能
イストワール法律事務所20万円〜20万円〜40万円〜可能
弁護士法人サンク総合法律事務所40万円〜10万円〜50万円〜可能

上記の弁護士事務所は実績も豊富なので、どこに依頼してもしっかりと相談に乗ってくれることでしょうが、その中でも、弁護士法人東京ロータス法律事務所は一見価格は高く見えますが、個人再生の実績が豊富な点と全国に無料出張対応を行なってくれることから非常におすすめと言えます。

まとめ

個人再生における司法書士と弁護士の業務内容と費用の違いについて解説を行いました。

結論、司法書士は対応できる業務に制限があり、個人再生の費用総額は弁護士と大差がない。という点から弁護士に依頼をした方が良いと言えるでしょう。

その際、実績が豊富な弁護士事務所で比較した結果、弁護士法人東京ロータス法律事務所に最初の相談を行うことをおすすめします。個人再生の相談が何度でも無料なので、はじめに相談することで良い比較軸を作ることができるでしょう。

個人再生の体験談については「個人再生の体験談|借金300万円が100万円に減額できた話」をご参照ください。









全国320の法律事務所を徹底比較

ABOUTこの記事をかいた人

老後資金の教科書

老後資金の教科書は老後の生活をより豊かにするために、金融や老後に関する法改正などを中心に解説記事を掲載しています。 リバースモーゲージ、介護保険問題、年金カット法案、高額医療費の自己負担の増加など難しい制度を分かりやすくご紹介します。