失業保険の受給に必要な求職活動とは?実績になるものならないものを解説







ハローワークから貰えるしおりや職員の説明を聞いた通りに手続きを進めれば、失業保険は何にも難しいことはなく受給が可能になります。しかし、「失業認定申請書」の求職活動に「実績をどのように書き込むか」は頭を悩ませるポイントでもあります。

本来は、「企業に採用面接の応募を行うだけですので何も難しくもなく頭を悩ませる必要もない。」と考えることだと思いますが、中には、「次の求職活動は慎重に行いたい。」「失業保険を受給しながら少しゆっくりしたい。」などすぐには求職活動をしたくない人もおります。

このような事情がある方は、求職活動そのものがハードルとなることから「失業認定申請書」にどのような記述を行うか頭を悩ませてしまうと言えます。

そこで今回は、失業保険の受給に必要な求職活動について解説を行いたいと思います。

失業保険の受給に必要な求職活動の回数

まずは、失業保険の受給に必要な求職活動の回数からお伝えをしたいと思います。

給付制限の有無初回認定日2回目3回目以降
3ヶ月の給付制限なし1回以上2回以上2回以上
3ヶ月の給付制限あり1回以上3回以上
(初回認定分含む)
2回以上

上記の通り、給付制限の有無によって求職活動の回数は変わりますが、初回の1回目は雇用保険説明会に参加することで条件を満たすことが出来ますので、実質は求職活動が不要になります。

また、3ヶ月の給付制限がある人は2回目の認定日までに3回以上の求職活動が必要と記載されておりますが、実際は、初回の認定日も含めて3回以上となりますので実質2回以上の求職活動となっております。

失業保険の受給時に実績として認められる求職活動

それでは、失業保険の受給時に実績として認めらる求職活動にはどのようなものが含まれるのか?まずは、ハローワークから貰える「受給資格者のしおり」を参考にお伝えしたいと思います。

求職活動として認められるもの

  • ハローワークでの求職相談や紹介を受ける
  • ハローワークのセミナーに参加する
  • 求人へ応募した事実
  • 転職エージェントを活用し求人に応募した事実
  • 公的機関が行う転職相談、講習、セミナー、面接会への参加
  • 民間企業が主催する面接会
  • 再就職に必要な国家資格や検定などの資格試験の受講

上記でお伝えした内容が「受給資格者のしおり」を参考にした情報になりますが、もう少し詳しくケーススタディ別に解説をしたいと思います。

これから解説する情報は、管轄するハローワークによって考え方が異なる場合もありますので、事前にハローワークに求職活動として認められるか確認しておくようにしましょう。

求職活動1.雇用保険説明会に参加する

雇用保険説明会は求職活動1回分として認められるので、初回の認定日は基本的に失業保険受給者全員がクリアできると考えて良いでしょう。

求職活動2.求人に応募する

「受給資格者のしおり」でもお伝えしたように、「求人への応募」に関しては求職活動として認められます。仮に不採用であった場合も求職活動扱いになりますので、最もスタンダードな求職活動になるでしょう。

求職活動3.人材紹介や人材派遣から紹介された求人への応募

人材紹介(民間職業紹介会社)や人材派遣会社に登録し実際に紹介された求人に応募することも求職活動として認められております。こちらも不採用であったとしても求職活動になります。

求職活動4.知人や家族から紹介された会社への応募

知人や家族から求人を紹介される場合もあるでしょう。こちらの場合も応募をしていれば求職活動として認められております。

求職活動5.電話で応募

インターネットが主流となり求職活動をネットで行う人も多いと言えますが、電話で応募し不採用となった場合でも求職活動として認めてもらえます。

求職活動6.転職サイト経由で応募

人材紹介、派遣、知人や家族の紹介、電話での応募が求職活動として認められておりますので、転職サイト経由で求人に応募した場合も当然ながら求職活動として認められております。

求職活動7.ハローワークで求人について相談する

ハローワークでは求人を検索し窓口で求人に関して相談することが可能になりますが、この相談だけでも求職活動として認められます。それだけでなく、履歴書や職務経歴書の添削なども対応をしてくれるので色々と相談してみると良いでしょう。

求職活動8.民間企業主催のセミナーやフェアに参加する

リクナビやDODAなど大手の人材事業を取り扱う企業では大規模な転職セミナーやフェアから合同面接会を実施しているケースがあります。こちらへの参加も求職活動1回分として認めてもらうことが可能になります。

求職活動9.公共職業訓練への応募や説明会の参加

公共職業訓練に応募することやハローワークが主催する説明会への参加も求職活動1回分となります。既に職業訓練に通われている方は、その行為自体が求職活動に該当することになりますので求職活動は不要になります。

ただし、職業訓練が始めるまでの期間に時間が開くような場合は、求職活動を継続する必要がありますので注意してください。

求職活動10.資格試験を受ける

資格試験も求職活動に該当すると言えますが、中には求職活動に該当しないものもありますので、事前にハローワークに問い合わせを行い求職活動に該当するか確認を行いましょう。

失業保険の受給時に実績として認められないもの

それでは、失業保険の受給時に実績として認められないものについてもお伝えしたいと思います。

求職活動として認められないもの

  • ハローワークで求人を検索した
  • インターネットで求人を検索した
  • 応募したい会社に条件などを問い合わせをしたが実際に応募はしていない
  • 人材紹介や人材派遣に登録した
  • 知人や家族に求人の紹介を依頼した

上記のように、求人の検索、閲覧、問い合わせだけでは求職活動としては認められず、基本的には応募しなければならないと覚えておきましょう。

簡単に失業保険における求職活動として認められる実績の作り方

では、将来に向けてじっくりと求職活動を行いたい人に向けて簡単に求職活動の実績を作る方法をお伝えしたいと思います。

実績の作り方1.認定日にハローワークに相談してから帰る

最も簡単な求職活動と言えば、ハローワークに相談することです。

認定日には必ずハローワークに行く必要がありますので、その際に、求人を検索し窓口で応募状況などについて相談することで求職活動1回分としてカウントされます。(実際に応募しなくても大丈夫です)

そもそも認定日にハローワークに行かないと失業保険が受給できますので、詳しくは「失業保険の認定日に行かないとどうなる?求職活動は何回すべき?気になる疑問を解説」をご参照ください。

実績の作り方2.資格試験を受ける

キャリアアップや異業種への転職などを考えている方は、事前に資格取得の勉強を行い受験することも望ましいと言えます。

例えば、ブルーカラーの人がホワイトカラーの職種に転職したい場合は、パソコンのスキルは必須になりますので関連する資格を取得していると転職が有利になる場合もあります。

このような資格取得が転職に必要な場合はハローワークに問い合わせを行い、資格試験が求職活動に該当するか確認すると良いでしょう。

まとめ

失業保険の受給に必要な求職活動や実績の作り方について解説を行いました。

基本的には求人に応募することで求職活動として認められることにはなりますが、じっくりと求職活動を行いたい人は、ハローワークに相談することや資格試験を受けるなどの方法で実績を作ると良いでしょう。

また、求人の検索や閲覧だけでは求職活動には該当しない。という点には注意してください。









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