国民年金の金額推移|受給額と保険料はどう変わる?収入よる違いとは?







国民年金は20歳〜60歳まで誰もが加入する必要がある年金になります。また、会社員や公務員の人は厚生年金に加入していますが国民年金にも同時に加入していることになります。

このように、国民年金に加入し保険料を支払うことは日本国民にとっての義務であると言えますが、「実際いくらの保険料を支払いいくら受給できるのか?」疑問が多いのも事実です。

そこで今回は、国民年金の保険料と受給金額の推移をお伝えしたいと思います。

国民年金保険料の金額と推移

国民年金保険料は冒頭でもお伝えしたように原則20歳になると全ての人が加入する必要があります。それでは、毎月いくらの国民年金保険料を納付する必要があるのか?保険料の金額と推移を確認してみましょう。

国民年金保険料の金額推移

国民年金保険料の推移を確認すると平成23年では1万5,020円でしたが、平成30年では1万6,340円と1,300円ほど値上がりをしています。

これは、平成16年から平成29年まで段階的に年金保険料を引き上げる計画があったためになります。現在は、国民年金保険料の上限に達していますのでこれ以上保険料が値上げされることはない。とされています。

しかしながら、ここで気になるのが平成29年と平成30年では国民年金保険料が若干の値下げをしているです。この理由には「保険料改定率」が関係しています。

国民年金保険料の計算方法

国民年金保険料がどのようにして決まっているのか?なぜ保険料は平成29年から平成30年にかけて値下がりしているのか?疑問に感じると思いますので計算式をお伝えしたいと思います。

国民年金保険料の金額を決める計算式

平成16年度の改正で決められた保険料額 × 保険料改定率」にて国民年金保険料を算出することが可能になりますが、この「平成16年度の改正で決められた保険料額」は平成29年度で上限に達しているため変動しません。

一方で、「保険料改定率」は前年度保険料改定率や名目賃金変動率(簡単に言えば物価と賃金の変動率)によって変動することから毎年納付すべき保険料が変動するのです。

では、「平成16年度の改正で決められた保険料額」がいくらで「保険料改定率」が何%なのか以下にて実数をまとめておりますのでご参照ください。

国民年金保険料の計算結果

年度国民年金保険料
平成22年4月14,980円 × 1.008(改定率) = 15,100円
平成23年4月15,260円 × 0.984(改定率) = 15,020円
平成24年4月15,540円 × 0.964(改定率) = 14,980円
平成25年4月15,820円 × 0.950(改定率) = 15,040円
平成26年4月16,100円 × 0.947(改定率) = 15,250円
平成27年4月16,380円 × 0.952(改定率) = 15,590円
平成28年4月16,660円 × 0.976(改定率) = 16,260円
平成29年4月16,900円 × 0.975(改定率) = 16,490円
平成30年4月16,900円 × 0.966(改定率) = 16,340円
平成31年4月17,000円 × 0.965(改定率) = 16,410円

国民年金の満額受給金額の推移

では、しっかりと国民年金保険料を納付しているといくら国民年金(老齢基礎年金)が受給できるのか?金額と推移を確認してみましょう。

20歳〜60歳まで国民年金保険料を未納なく納付し続けることで国民年金の受給金額は満額となりますが、平成29年の国民年金満額受給金額は6万4,941円になります。

国民年金の満額受給金額の推移

平成23年は6万5,741円だったことから緩やかに下降傾向にあると言えますが、それでも国民年金保険料をしっかりと納付しているだけで、65歳から亡くなるまでは毎月年金を受給することが可能になります。

国民年金受給金額の平均

しかしながら、全ての人が国民年金保険料を未納なく支払っている訳ではありません。

以前「2018年最新情報|年金(国民年金)未納は危険|延滞金・強制徴収などデメリットを解説」でも解説したように国民年金保険料をしっかりと納付している人の割合は66.6%しかいないのです。

そのため、国民年金の平均受給金額は平成28年では5万5,464円と満額受給よりも1万円程度低い結果となっています。

国民年金の平均受給金額の推移

厚生年金加入者の平均受給金額を知りたい方は「2018年最新|年金支給額の平均は国民年金5.5万円・厚生年金14.7万円」をご参照ください。

国民年金の受給額と保険料は収入で変動しない

国民年金の受給額や保険料は現役時代の収入によって変動するのかも気になる疑問でしょうが、国民年金の保険料も受給金額も収入による変動はなく一律になります。

保険料はここまで解説してきたように、国民年金保険料の計算式に則り算出され、国民年金受給金額は加入年数によって変動します。

一方、「厚生年金の保険料や受給金額は収入によって変動する」と覚えておきましょう。

会社員や公務員の人が厚生年金保険料をいくら支払っているのか?疑問に感じる人は「厚生年金保険料の仕組みとは?31等級別の保険料と計算式を解説」をご参照ください。

また、厚生年金加入者の扶養者は第3号被保険者に該当し国民年金に加入していることになっていますが、保険料の納付は免除されています。

詳しくは「国民年金第3号被保険者とは?申請が漏れると受給額減少の危険性大」をご参照ください。

まとめ

国民年金の保険料と受給金額の推移について解説を行いました。

国民年金の納付は20歳以上であれば義務となりますので滞納することは許されません。もし、経済的事情により納付が難しい場合は猶予や免除を受けることも可能になります。

猶予や免除を希望する人は「国民年金が免除になる年収の基準とは?世帯別に目安所得を解説」にて詳しく解説を行なっておりますのでご参照ください。









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