【老後の貯金がない】リバースモーゲージが59歳年収600万円の男性を救う







59歳を迎える啓司。営業一筋に37年間同じ会社で務める会社員だ。
現在は課長として、部下8人のマネージメントをしている。
彼には一つの悩みがある。それは「老後に向けた貯金がない」ということ。彼が貯金できない理由とは一体なにか?定年退職まで残された時間は6年。

事務機器販売会社の課長

名前:啓司
年齢:59歳
年収:600万円
職業:事務機器販売会社の課長
住まい:千葉県船橋市(戸建)
家族構成:妻:49歳、長女:19歳、長男:16歳

仕事一筋の30代

啓司は事務機器販売の会社に新卒で入社した。20代は仕事も遊びもほどほどに楽しんでいたが、30代になり主任に昇格。そこから仕事が面白くなりのめり込むようになった。

「主任昇格で2名の部下を持ちました。嬉しい気持ちと責任感が湧き、仕事ばかりするようになりました。日中は自らが先陣を切って営業に行き、夜はお客さんとの接待や部下のロールプレイングに付き合う毎日でした。この時は仕事ばかりだったので貯金は結構溜まり1000万円くらいありました。」

啓司は部下からの信頼も厚く、順調にチームの業績も伸ばしていた。仕事は非常に順調だったが、1つの問題があった。そう、結婚だ。

37歳の時に知り合った女性と結婚

啓司が37歳の時。当時の部長だった三嶋が啓司の女性関係を心配し女性を紹介してくれた。それが現在の妻である典子だ。当時、彼女は27歳で部長の紹介もあったことから、何度かの食事を経て付き合うことになった。年齢も年齢だったことから39歳の時に結婚。40歳には第一子が誕生した。

「付き合ってからは早かったです。と言うのも自分も40歳手前でこの機会を逃すと本当に結婚できないのではないか?という不安から結婚前提で付き合ってもらっていたことが大きいです。2年後には結婚しよう。とちゃんと期間も決めていました。」

貯金ができない

夫婦生活は順風満帆だった。啓司が48歳の時には課長にも昇格した。年収は550万円だった。長男も生まれ、長女は小学生になっていた。生活自体、大きく困るようなことは無いが、なかなか貯金は貯まらなかった。部下との飲み代や経費で落ちないタクシー移動。さらに教育費。年1回の家族旅行。何もおかしいところはない。本当に平凡とした家庭ではあった。

「48歳で貯金は150万円くらいでした。親の援助を受けるような年齢でもないので自分のことは自分でやる。と決めていましたが、出費はかさむ一方でした。それでも何かあった時のために150万円は必ず残せるように貯金を作るようにしていました。」

長女が私立高校へ入学。金銭的に厳しくなる

「私が55歳の時、娘の高校受験がありました。私の年収も600万円近く上がったとはいえ、私立高校の授業は非常に家計を圧迫しました。妻もこのタイミングからパートを始め月10万円程度の収入があったので世帯年収7は20万円程度ありました。」

それでも、貯金ができるほどの余裕はない状態が続く啓司。

「このタイミングから老後の生活とかも考えるようになりました。もう55歳です。結婚の時はそこまで意識しなかったのですが、晩婚は老後のしわ寄せが非常に重い。と感じ始めたのがこの年齢です。」

長女は国立大・長男は私立高校へ入学

啓司が59歳の時、長女は家庭の事情もあり国立大学へ入学した。奨学金ももらえることができたことから長女の支出は比較的軽くなった。一方で長男も長女と同じ高校に入学したため、同じような支出が続く。

「長男の学費は本当に悩みましたが、本人の希望を経済的な理由で将来を潰したく無いので、希望する高校に進学するように薦めました。」

特に贅沢をしている訳ではない啓司だが58歳を迎えたにも関わらず、貯金は変わらず150万円のままだった。定年まで残された時間はあと6年。

退職金がないことが老後の不安を煽る

「退職金が出ないのです・・」

啓司の会社は定年が65歳までと比較的長く雇用できる環境ではあるが、退職金を付与していない。実は中小企業で退職金がない会社は意外に多くある。啓司の会社もその中の1つだった。

「この状況で老後の生活を乗り切れるか正直不安です。」

このままでは老後破産も現実的だ。

啓司は焦っていた。年金収入に加え、妻のパート給与があることは分かっている。
一方でそれだけでは老後資金が不足する可能性があることや、万が一の自体に対応できない可能性があるからだ。

「老後破産って言葉を知りました。あ、自分もこの分類になるのかもしれない。っと思うと猛烈に不安を覚えました。このままではまずいと思い、老後破産の対策について調べているとリバースモーゲージという制度に行きつきました。」

船橋の戸建が老後資金を生む!?

船橋市は駅前を中心に再開発を行なっていることや都心へのアクセスが良いことから住みたい街としても人気のエリアとなっている。

「光が見えた。とはこのことなのか。」

そう呟く啓司だが、リバースモーゲージを活用すれば船橋の戸建の資産価値はおそらく上々の評価が下される可能性は高い。現在の住まいは40歳の時に5000万円の住宅を頭金1000万円、25年の住宅ローンで購入していた。

「リバースモーゲージを活用することで老後資金をまとめて調達できるので、貯金が作れない現状を考えるとリバースモーゲージの活用が現実的だと考えました。」

リバースモーゲージの契約に家族は賛成してくれた

「リバースモーゲージの契約と言っても、6年後の話で、少し気が早いと思いました。しかしながら、リバースモーゲージは将来的には住宅を手放すことになる。妻は10歳も年下なのでおそらく私の方が先に亡くなります。そのため、妻の引き受けを子供たちに頼めるか。そもそも子供たちにとって、実家が無くなることは問題ないかを少しでも早いうちから相談した方が良いと思いました。」

啓司は家族会議を開いた。

「長女は賛成派でした。将来結婚もするし、家を離れる可能性も高い。実家が無くなる寂しさはあるが、それは何十年も先の話だろう。という見解のようです。」

「長男も賛成派でした。将来は海外で働きたい。という夢があり日本を離れる機会も多くなった時に面倒を見きれない自分がいる。という理由らしい。ただ、ずっと海外という訳でもないと思うので、日本に戻れば母の面倒を見ることに抵抗はないようで安堵しました。」

「そして妻ですが、やはり10歳年上の亭主をもらったため、老後の生活に不安があったことからこちらも賛成でした。ただ、長男に今から世話になると決めるのは抵抗があるようで、リバースモーゲージの特徴の1つにある資金使途が柔軟であるという点を活用し「老人ホームへの入居」という選択肢も残したい。とのことでした。」

「家族は大筋の賛成でしたので、リバースモーゲージを65歳になったタイミングで活用する。という判断になりました。個人的には子供たちや妻に迷惑をかけない選択ができたことに本当に安堵しています。」

リバースモーゲージで光が見えた老後の生活

リバースモーゲージを活用することで老後の生活に光が見えた啓司。
これから老後までまだ6年あるが、貯金がない場合でも老後資金を確保できるリバースモーゲージは非常に魅力のある商品だろう。一方でリバースモーゲージ特有のリスクもあることからまずは制度の詳しい理解が必須であると言える。









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