過払い金請求は、払い過ぎた利息を取り戻す手続きとなりますので、利用者にとっては非常にメリットが高い制度となっておりますが、もしデメリットがあったとしたらどうでしょうか?手続きには一歩踏み出せないかもしれません。
その中でも多くの疑問が寄せられるのが、過払い金請求をすることで住宅ローンの審査が通らなくならないか?という点です。そこで今回は、過払い金請求をすると住宅ローンの審査に影響を与えるのか解説をしたいと思います。
過払い金請求のデメリットに関しては「過払い金請求のメリットとデメリットを5つのパターン別に徹底解説」にてまとめてありますのでご参照ください。
目次
借金を完済していれば過払い金請求をしても住宅ローンの審査には影響しない
早速結論になりますが、借金をすでに完済している人が過払い金請求をしても、住宅ローンの審査には一切影響はしません。
もちろん、その人の職業、年収、勤続年数など通常の審査項目で落ちてしまうことはありますが、過払い金請求を行なったことが原因で審査に落ちることはありません。
平成22年4月19日に過払い金請求による事故情報の登録は廃止されました。
以前は、過払い金請求を行うと個人信用情報機関に事故情報が登録されておりましたが、現在は廃止されております。そもそも、借金関連で住宅ローンの審査の審査に影響を与えるのは、債務整理などを行い個人の信用が担保出来ない場合になります。
そのため、事故情報に登録されない過払い金請求は住宅ローンの審査には影響しないのです。
主な個人信用情報機関
ただし、借金を現在抱えている人は注意が必要です。
借金はあるが過払い金請求で全額返済できる人のたった1つの注意点
借金を現在抱えており、過払い金請求で全額返済が見込める方はたった1つですが注意が必要です。借金を抱えている人が過払い金請求をする場合は、一時的に個人信用情報機関に債務整理をする旨が登録されてしまいます。
その最中に、住宅ローンの審査の申し込みしてしまうと、住宅ローンの審査会社は申込者を事故情報と判断し審査に落ちてしまう場合があります。
もちろん、過払い金請求によって全額借金の返済ができれば個人信用情報機関に登録された情報は削除されますので安心して下さい。
そのため、住宅ローンの審査を申し込みするタイミングは、過払い金請求の前に審査を出すようにしましょう。
全額完済できない場合は債務整理となり審査が通らない
過払い金請求は弁護士と債権者の交渉によって返還される金額が決まります。この際、当初の想定よりも返還額が少なくなってしまい借金の全額を返済出来ない場合は、債務整理扱いとなり個人信用情報機関に事故情報が登録されてしまいます。
事故情報が登録されてしまうと、借金の完済から5年間は住宅ローンの審査が通過しなくなりますので要注意と言えます。そのため、安易な過払い金請求をするのではなく、実績が豊富な弁護士に依頼し過払い金請求を行うことをおすすめします。
このようなリスクを最小限にするには、住宅ローンの審査を過払い金請求を行う前に通過をした方が良いと言えるでしょう。
過払い金チェッカーで返還額を簡単チェック
過払い金請求の返還額は、上記の通り非常に重要な指標となります。そこで2007年以前に貸金業者やクレジットカード会社から借入をしていた人を対象に過払い金の返還額を簡単にチェックできる「過払い金チェッカー」を作成しました。
概算の金額にはなりますが、過払い金の返還額をチェックしたい。と言う方はご活用ください。
過払い金の返還額を簡単計算
過払い金の返還金額の目安は
万円です。
※免責:算出結果は借り入れから完済まで29.2%の利息で借入した場合の想定結果となります。そのため、実際の過払い金返還額と異なる可能性があります。また、算出結果の責任は負うことはできかねます。
より正確な過払い金請求額を知りたい方は「弁護士法人アドバンス」の匿名チャットで相談してみましょう。
まとめ|過払い金の手続きは弁護士に依頼
過払い金請求をしても住宅ローンの審査には影響を与えることはありませんが、現在、借金を抱えている人は過払い金の返済で完済が出来ず債務整理扱いにならないように注意しましょう。
そのためには、弁護士に依頼し正確な過払い金の返還額を算出するようにしましょう。
過払い金請求に強い弁護士の選び方は「過払い金の相談前に知っておきたい専門家の選び方とおすすめの弁護士」を参照いただき自分自身にあった弁護士を選ぶことをおすすめします。
弁護士法人東京ロータス法律事務所は、相談料・着手金・報奨金が無料となりますので、過払い金請求で返還出来た金額からしか報酬を得ない料金体系となっております。従って、依頼者が損をすることはありません。
従って、最初に問い合わせを行なっても安心な弁護士事務所と言えます。