警察官の定年退職金は2245万円が相場|都道府県別だといくら?







警察官は日々地域や国の安心安全のために活躍する非常に頼もしい存在です。ドラマなどでは警察官を題材にしたテーマが非常に多いことから我々の生活に密着している存在とも言えます。

この警察官は地方公務員と国家公務員に別れているのですが、地方公務員の警察官は都道府県によって退職金が異なるのです。

そこで今回は警察官の退職金が平均いくらなのか?総務省「平成28年地方公務員給与実態調査」を参照し解説を行いたいと思います。

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警察庁・警視庁・警察本部は何が違う?

まずは、警察官と一言で言っても警察庁・警視庁・警察本部の3つの組織があることはご存知でしょうか?

名前だけは聞いてことはあるが実際どのような違いがあるのか分からない。という方も少なくないと思います。そこでまずは、この3つの違いをお伝えします。

種類解説
警察庁警察庁は国の行政機関となり内閣総理大臣の所轄下にあり国家公安委員会が管理する組織
警察本部47都道府県に設置され都道府県知事の所轄下にあり都道府県公安委員会が管理する組織
警視庁東京都の警察本部

上記のように警察庁というのが国全体を守っていることに対して、警察本部は都道府県を守っている違いがあります。その上で警視庁は首都を守る責任を課せられた警察本部の中の組織である。ということです。

警察官には地方公務員と国家公務員の2つのコースがある

警察庁、警察本部、警視庁の違いをお伝えしたところで、警察庁「平成28年警察白書統計資料」を参照すると警察庁で勤務する人は7797人に対して、警察本部で勤務する人は28万7867人と実に38倍近く働く警察官の数が異なるのです。

そして、警察官は階級によって「地方公務員」と「国家公務員」で明確に分けられております。

ノンキャリアの場合は巡査から警察官人生をスタートさせ、巡査部長→警部補→警部→警視と昇進していきます。

この警視までは「地方公務員」として扱いがされ、警視正からは「国家公務員」となります。ただし、国家公務員1種・2種試験に合格した人は、地方公務員ではなく、国家公務員として、巡査部長や警部補あたりからスタートすることになります。

よくドラマなどでキャリア、ノンキャリアと呼ばれるのはこのような背景があります。

そして、この地方公務員の警察官を「地方警察職員」と呼びますが、警察官全体の99.75%を占めることから、私たちが一般的に警察官だと思っている方の多くは「地方警察職員」であることが多いでしょう。

地方公務員の警察官は退職金の平均が2245万円

それでは、地方公務員である警察官の平均退職金はいくらなのか総務省「平成28年地方公務員給与実態調査」を参照すると60歳で定年退職した方の退職金の平均支給額は2245万程度になります。

以前「会社員の退職金の平均はいくら?学歴・企業規模・勤続年数別に解説」にてご紹介しましたが、大卒会社員の定年時の退職金が2374万円でしたので、水準としては近しいと言えますが、決して高いという訳ではないようです。

また、地方公務員の警察官は支給される退職金が都道府県によって異なります

都道府県別警察官の退職金支給額のランキング

都道府県別の警察官の退職金を確認すると最も高い都道府県は岡山県で2341万円、次いで東京都が2314万円という結果になっております。もっと低いと都道府県は鳥取県で2095万になります。

この一覧を確認しても警察官の退職金(定年退職時)は2100万円〜2350万円の間で推移すると言えるでしょう。

ランキング都道府県退職金(60歳)
1位岡山県2341万円
2位東京都2314万円
3位大阪府2313万円
4位神奈川県2307万円
5位福島県2301万円
6位滋賀県2293万円
7位静岡県2292万円
8位埼玉県2291万円
9位長野県2287万円
10位兵庫県2285万円
11位香川県2281万円
12位茨城県2279万円
13位山形県2277万円
14位京都府2275万円
15位愛知県2270万円
16位広島県2270万円
17位愛媛県2270万円
18位和歌山県2264万円
19位島根県2263万円
20位沖縄県2256万円
21位秋田県2254万円
22位熊本県2254万円
23位福井県2249万円
24位北海道2247万円
25位石川県2244万円
26位三重県2244万円
27位福岡県2242万円
28位宮崎県2241万円
29位千葉県2237万円
30位山梨県2235万円
31位山口県2233万円
32位長崎県2233万円
33位岐阜県2230万円
34位大分県2227万円
35位栃木県2226万円
36位鹿児島県2224万円
37位徳島県2223万円
38位宮城県2217万円
39位岩手県2206万円
40位高知県2204万円
41位新潟県2194万円
42位群馬県2184万円
43位青森県2179万円
44位佐賀県2179万円
45位富山県2166万円
46位奈良県2142万円
47位鳥取県2095万円

警視正以上は国家公務員の退職金制度に従う

上記は地方公務員として勤める警察官の退職金となりますが、警視正以上になると国家公務員となりますので、上記の計算には含まれないことになります。

とは言え、警視正以上の役職の方は警察官全体でも0.25%程度しかおりませんので該当する方は少ないでしょう。60%程度は巡査、巡査部長となります。

参考までに国家公務員の退職金の計算方法については「【地方・国家】公務員の退職金はいくら?退職理由と勤続年数別に平均額を解説」にて解説をしておりますのでご参照ください。

まとめ

警察官の定年時の退職金について解説を行いました。平均的な退職金は2245万となりますので、一般会社員と同程度であり、公務員の中でも平均水準と言える退職金となります。

都道府県によって支給される退職金は異なりますのであくまで目安の退職金として考えるようにしてください。









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