千葉銀行の「ちばぎんリバースモーゲージ」徹底解説







千葉銀行は千葉県に本店を置く地方銀行ですが、地方銀行の中で全国2位の預金残高を誇る非常に大きな金融機関です。この千葉銀行は「ちばぎんリバースモーゲージ」の愛称でリバースモーゲージの提供を行なっておりますので制度面の解説を行いたいと思います。

千葉銀行の「ちばぎんリバースモーゲージ」の概要

それでは千葉銀行の「ちばぎんリバースモーゲージ」についてどのようなメリットがあるのか公式サイトより重要箇所を抜粋しお伝えしたいと思います。

利用年齢申し込み時の年齢が60歳以上80歳未満の方
所得条件年金収入等安定した収入が見込める方
担保住宅戸建(土地・建物)
資金使途原則自由
融資極度額100万円以上5000万円以内であり担保不動産の土地評価額の60%以内(2000万以上の不動産評価額が必要)
融資極度額の見直し1年単位での見直しがあり
金利3.35%:変動金利(新長期プライムレート+1.00%)
返済方法契約者死亡後に住宅の売却にて一括返済
保証人原則不要だが配偶者と担保不動産を共有する場合は物上保証人となる
事務手数料54000円
対象地域千葉県

金利3.35%は地方銀行では平均よりやや低い

千葉銀行の「ちばぎんリバースモーゲージ」の金利は変動金利で新長期プライムレート+1.00%として現在3.35%で貸付を行なっております。地方銀行の多くは3.475%の金利でリバースモーゲージの提供をしておりますのでその点でやや金利が低いと言えます。一方千葉県は大手メガバンクのみずほ銀行三井住友銀行三菱東京UFJ銀行に加え東京スター銀行りそな銀行もリバースモーゲージの対象エリアとしていることから激戦区となっています。Avenueの一括比較では千葉県を対象にしている金融機関が10銀行あります

千葉県を対象にする金融機関で金利を比較

先ほどお伝えした金融機関でリバースモーゲージの金利を比較したいと思います。千葉銀行の「ちばぎんリバースモーゲージ」の金利が千葉県内で高いのか低いのか確認してみましょう。

千葉県のリバースモーゲージの金利を比較

やはり金利は東京スター銀行の2.906%が魅力的と言えます。「サービス付き高齢者向け住宅」の入居一時金のみ用途を限定するならば三菱東京UFJ銀行は金利が2.475%まで下がりますので資金使途で柔軟に判断しましょう。一方、千葉銀行はやはりメガバンクと比較してしまうと少々高い金利となってしまいます。

銀行名金利
千葉銀行3.35%
東京スター銀行2.906%
三井住友銀行2.975%
三菱東京UFJ銀行2.975%
みずほ銀行フリー口:3.475%
目的口:2.975%
りそな銀行担保不動産の評価額の60%の場合:2.975%
担保不動産の評価額の50%超60%以下の場合:3.475%

契約者死亡後は配偶者へ引き継ぎができる

千葉銀行の「ちばぎんリバースモーゲージ」は契約者が死亡した際に配偶者へ契約を引き継ぐことができるので自宅を手放す必要なく住み続けることが可能です。配偶者に契約を引き継ぐことが出来ない場合は、住み替えが発生してしまい賃料負担で老後資金を圧迫することとなります。そのため、配偶者がいる方は自分の死後を考えリバースモーゲージの契約を引き継げる金融機関を選びましょう。

利用には不動産評価額2000万円以上が必要

融資極度額は100万円以上5000万円以内であり担保不動産の土地評価額の60%以内が基本的な融資条件として公式サイトに記載がありますが、一点、その中に記載の無い事項として不動産評価額(土地評価額)が2000万円以上なければ担保対象として認められないという規定がありますので注意が必要です。

千葉県の土地坪単価は全国10位

一つ安心材料としては、千葉県は土地の坪単価が全国10位と土地の評価が高いという点です。平成29年の千葉県の平均坪単価は38.8万円ですので2000万円以上の評価を得るためには51.5坪以上を保有していることがリバースモーゲージの担保条件になるでしょう。また千葉県のベットタウン柏市は坪単価51.8万円となりますので38.6坪保有していれば問題ないでしょう。あくまで目安にはなりますが地価公示価格チェッカーを活用すると相場が簡単に調べられます。

遺言信託の契約が必須

デメリットにもなるのが千葉銀行の「遺言信託」を必ず契約しなければリバースモーゲージを活用することが出来ないという点です。何がデメリットかと言えば手数料などを含めるとその費用が実に100万円近く発生してしまうという点です。老後資金を借り入れたいのに逆減ってしまう原因にもなりますので、それであれば他の金融機関を選択した方が良い。という判断でも出てくるでしょう。

返済残額が発生しても安心

デメリットをお伝えしたので次にメリットをお伝えしたいと思いますが、千葉銀行の「ちばぎんリバースモーゲージ」は返済時に住宅の売却を行いますが、その際住宅の売却益だけでは借入金全額の返済ができない場合があります。通常のリバースモーゲージであれば相続人が負担するなどの決まりがありますが、千葉銀行の場合はその残額は返済不要となるため安心して借り入れができます。

計画的な借り入れが必要

とはいえ、年1回程度の頻度で不動産評価額の見直しがあります。その際に融資極度額を借り入れ金が上回ってしまうと差額を返金する必要が出て来ます。そのため、一度にまとめて借り入れせずに計画的に使用するのが良いでしょう。ただ、千葉県は主要都市ですので土地評価額が下がりにくいというメリットがあります。

まとめ

千葉銀行の「ちばぎんリバースモーゲージ」について解説を行いました。「遺言信託」の契約が強制な面はデメリットですが、そもそも遺言作成などを検討している方であればそこまでデメリットにはならないでしょう。金利は東京スター銀行や大手メガバンクに劣ってしまうことからよく検討したい商品でもあります。その際、リバースモーゲージの基礎知識を身につけるために、リバースモーゲージの全てが分かる!老後資金のプロが制度を徹底解説!を参照頂ければ理解が進みます。また活用に当たって予め老後資金の計画を立てると借り入れ金額の目安が分かりますので、老後資金の全て|老後破産を回避するために身に付けたいお金の知識を参考に計画を立てましょう。









全国320の法律事務所を徹底比較

ABOUTこの記事をかいた人

老後資金の教科書

老後資金の教科書は老後の生活をより豊かにするために、金融や老後に関する法改正などを中心に解説記事を掲載しています。 リバースモーゲージ、介護保険問題、年金カット法案、高額医療費の自己負担の増加など難しい制度を分かりやすくご紹介します。