リバースモーゲージを活用し田舎に移住|老後の生活費を毎月3.8万円削減した65歳男性







老後の生活は、都心を離れ田舎でゆっくりと暮らしたいと考える人は年々増加しているようです。田舎は緑豊かな環境で空気も綺麗。ということで移住が人気な理由も頷けます。今回は、老後の生活に田舎暮らしを選択したことで生活費が3.8万円削減することができた57歳男性をご紹介したいと思います。

東京都大田区から新潟県糸魚市に引っ越しをした65歳男性

田舎に移住した65歳男性Aさん
家族構成:妻63歳
年金収入:220万円/年
貯蓄:2500万円
現在の住まい:東京都大田区
移住先の住まい:新潟県糸魚市
住宅ローン:退職金にて完済済み

田舎に移住するきっかけ

Aさんの生まれは新潟県糸魚市で大学進学までは育った故郷で暮らしていました。もう古い住宅にはなりましたが、いずれは故郷に帰りたいという想いがありましたたが、サラリーマン時代は、二人の子供の進学や就職などもありずっと東京都大田区で生活をしていました。東京都の住宅は4LDKの一軒家で35歳の時に6000万円で購入しました。住宅ローンは35年で退職金で住宅ローンの残債は全て完済したことをきっかけに東京を離れ新潟県糸魚市への移住を決意しました。

リバースモーゲージを選択した理由

田舎への移住を決意したAさんですが、子供2人は東京都に在住しており、田舎生活に否定はしませんでしたが、万が一、介護などが発生した時に糸魚市へは行くことはできないので、東京の住宅を売却することは止めて欲しいと言われました。老後の貯蓄は退職金の残りを合わせて2500万円あったので、生活できなくはありませんが、糸魚市の実家をリフォームする予定だったのでその資金が必要でした。そこで、万が一の時に東京の住宅に戻れるようにリバースモーゲージを選択し田舎への移住を行うこととしました。

リバースモーゲージで1500万円の借り入れ

東京の住宅は、立地がよかったこともあり1500万円の借り入れができました。この資金のうち1000万円を田舎のリフォーム資金として活用し、残る500万円は東京の住宅に戻った際のリフォーム費もしくは老人ホームへの入居金などに当てる計画としました。これによって、2500万円の老後の貯蓄は3000万円に増えましたので、田舎の生活であれば十分に暮らしていけるだろうと考えました。

移住をきっかけに生活費が毎月3.5万の削減

Aさんは田舎でのんびりした老後の生活を送ろうと考え田舎への移住を決意しましたが、思わぬ副産物を得ることとなりました。それは生活費が想定したよりも削減されたことです。早速Aさんの家計簿の変化を見てみましょう。

項目大田区での支出糸魚市での支出
食費60,00060,000
住居費10,00015,000
水道光熱費15,00015,000
通信費20,00020,000
保険料15,00015,000
趣味・娯楽費25,00015,000
被服費20,00010,000
交際費25,0005,000
日用雑費15,00015,000
そのほか20,00017,000
支出合計225,000187,000

付き合いが減ったことで被服費・交際費・娯楽費が削減

日常生活の支出は東京都にいたときと大きな変化はありませんでした。住居費は東京の住宅の固定資産税と糸魚市の固定資産税の両方を月割で計算しているので増加しましたが、その分、これまでの付き合いなどは減り被服費、交際費、娯楽費が大幅に削減されました。結果として毎月3.8万円の削減になりましたので、年間で45.6万円の節約となっています。

小さな変化だが国民健康保険料の削減も

東京都大田区の国民健康保険は、年間164,666円でしたが、新潟県糸魚市に引越ししたことで年間112,205円に削減されました。年間で5万円程度の削減ではありますが、何も意識せずに節約できる点は非常にメリットとして大きいでしょう。この国民健康保険料は、地域によって金額が変わりますので老後に田舎へ移住を検討している方は事前に情報をチェックするようにしましょう。

田舎の生活から都内へ戻る

住み慣れた故郷ということもあり、生活はゆとりがあり非常に充実していました。心に余裕ができたことから、奥様と一緒にウォーキングを始めたこともあり大きな病気や怪我もなく日々充実した生活をしていました。しかしながら、田舎の生活は70歳を迎えた時に終わりを告げることとなりました。

孫が産まれたことで東京に戻ることに

もともと介護などが必要になった場合に東京に戻る計画でしたが、田舎暮らしも住み慣れてしまえば、毎日平穏な日々に刺激は無くなっていきました。その時に娘に子供が産まれたことをきっかけにもっと会いたいという想いから東京に戻ることを決意しました。この東京に戻るという選択が簡単に決めることができた理由は2つあります。

東京に戻ることを後押しした理由

  • 糸魚市の住宅が売却できた
  • リバースモーゲージを活用したため東京で住む場所が確保できた

糸魚市の住宅は500万円で売却

リフォームしたこともあり、糸魚市の住宅が500万円で売却できました。リフォームに1000万円を使っているので赤字ではありますが、このまま住宅を所持していても固定資産税の支払いや住宅のリフォームなど何かとお金がかかるもの。その点において5年間ではありますが、田舎でゆとりのある生活ができたことは非常にメリットがありました。また、5年間で生活費を228万円節約できたこともあり、実質的な赤字は250万円程度で済んだことは大きいでしょう。

リバースモーゲージだからこそ戻れる家がある

そして、もう一つ東京には帰れる家がある。という点です。リバースモーゲージは住宅を担保に金融機関から借り入れを行いますが、返済は債務者が死亡後になることから、東京の住宅を手放す必要がありませんでした。また、月々の利息も借り入れ残高に組むことができるリバースモーゲージを契約したことから生活費に大きな影響はありませんでした。

都心と田舎暮らしの両方を満喫

リバースモーゲージのメリットを最大限に活用し都心の生活と田舎の生活の両方を満喫したAさんについてご紹介をさせて頂きました。リバースモーゲージは資金用途が自由である金融機関が多いことから計画的に老後の生活を設計することで充実した老後の生活を送ることができます。商品内容は金融機関によって異なりますので、自分の老後の生活にあったリバースモーゲージを選択するようにしましょう。









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