京都銀行の「京銀リバースモーゲージ型住宅関連ローン」を解説







京都銀行は京都府に本店を構える地方銀行で京都府、大阪府、兵庫県などを中心に「京銀リバースモーゲージ型住宅ローン」の名称でリバースモーゲージを提供しています。京都銀行の「京銀リバースモーゲージ型住宅ローン」は住宅金融支援機構の保険加入を前提にリバースモーゲージを提供しているため三菱東京UFJ銀行同様の制度となりますが、商品詳細がどのように異なるのか確認してみましょう。

京都銀行の「京銀リバースモーゲージ型住宅ローン」の概要

京都銀行の「京銀リバースモーゲージ型住宅ローン」はどのようなサービスを提供しているのか、京都銀行の公式サイトより重要箇所を抜粋しご紹介したいと思います。

利用年齢60歳以上80歳未満で住宅金融支援機構の保険が加入できる方
所得条件年金収入程度が継続的に見込める方
担保住宅戸建・分譲マンションが担保設定可能
資金使途
  • 契約者が居住する住宅の建築及び購入資金
  • 契約者が居住する住宅のリフォーム資金
  • 契約者の転居に伴う住み替え前の住宅リフォーム資金
  • 契約者が入居するサービス付き高齢者住宅の入居一時金
融資極度額
  • 100万円以上1500万円以内で10万円単位で融資可能。加えて以下2点のいずれか低い方
  1. 不動産評価額の50%以内
  2. 年収に対する借り入れの年間返済合計の割合
年収総返済負担率
400万円未満30%以下
400万円以上35%以下
融資極度額の見直し用途が定められているため見直しなし
金利変動金利:3.275%
返済方法契約者死亡後に担保住宅の売却または現金による返済
保証人住宅金融支援機構の保険に加入するため保証人不要
事務手数料
  • 取り扱い手数料:54,000円(申し込み1件あたり)
  • 一部繰上返済手数料:5,400(都度)
  • 繰上完済手数料:5,400円
  • そのほか条件変更などを行う場合は都度手数料が発生します
対象地域(戸建)京都府、大阪府、兵庫県、滋賀県、奈良県
対象地域(マンション)京都府、大阪府

リバースモーゲージの金利3.275%は少々高めの設定

京都銀行の「京銀リバースモーゲージ型住宅ローン」の金利は3.275%と他の金融機関に比べると少々高めの設定になっています。他の金融機関と比べてどの程度金利が高くなるのか、関西地方でもリバースモーゲージを提供している東京スター銀行りそな銀行で金利を比較してみましょう。

京都銀行のリバースモーゲージの金利を比較

東京スター銀行は金利が2.906%と比較的安い金利を提供しており、年間の金利差は18,000円程度の開きがあることが分かります。10年間の融資を受けた場合は18万円程度の支払いに差が出てきますので少々金利が高いと言えるでしょう。京都銀行の「京銀リバースモーゲージ型住宅ローン」は不動産評価額の50%が融資極度額になりますので、りそな銀行の金利は3.475%と比較するのが適していると考えられます。そのためりそな銀行よりは安い金利設定と考えて良いでしょう。

銀行名借入金金利年間金利支払額
京都銀行5,000,0003.275%163,750
東京スター銀行5,000,0002.906%145,300
りそな銀行(評価額の60%以上の場合)5,000,0002.975%148,750
りそな銀行(評価額の50%超60%以下の場合)5,000,0003.475%173,750

金利は毎月払いで年2回の見直し

京都銀行の「京銀リバースモーゲージ型住宅ローン」の金利支払いは毎月払いが基本であり、返済日を毎月2日、7日、12日、17日、22日、27日の6日程から選択できますので、年金の入金日などそれ以外の収入があるタイミングに金利の支払日を合わせることが可能です。また、金利の見直しは年に2回あり、4月と10月に改定されます。毎月の支払額が変わる可能性があるタイミングですので必ず確認するようにしましょう。

契約者死亡後は最長3年間は配偶者が契約を継続できる

リバースモーゲージの契約を行う際に、残された配偶者の今後の住まいを気にする方も多いと思いますが、京都銀行の「京銀リバースモーゲージ型住宅ローン」は銀行及び住宅金融支援機構と相談の上、最長で3年間の契約が継続できます。その場合、配偶者の方もリバースモーゲージの契約条件を満たしている必要がありますので奥様が規定の年齢に達していない。または超えている場合などは注意が必要でしょう。

相続人の承諾を必ず得るようにしましょう

契約者が死亡後に相続人が一括返済しない場合、住宅金融支援機構の保険を活用し担保住宅の売却を行います。この売却益を元利金返済に活用しますが、この担保返済で元利金の返済に不足が生じる場合は、相続人に請求が来ることになります。そのため、事前に相続人の承諾を得た上で申し込みを行うようにしましょう。

住み替えなどの場合は最長3年間担保物件を賃貸にする

住み替え前の住宅リフォームやサービス付き高齢者住宅にお住いになる場合、担保物件を3年間の賃貸物件として貸し出しをする必要があるのも特徴の1つでしょう。ただ、住み替え前の住宅リフォームとサービス付き高齢者住宅の入居一時金では用途によってこの賃貸面での条件が異なるので整理をしましょう。

資金使途に応じた住宅の賃貸条件

住み替え前の担保住宅のリフォームで借り入れを行う場合は、基本的には賃貸を行う必要があるようです。加えて、空き家のまま放置することや親族への賃貸ができないので注意が必要です。一方サービス付き高齢者住宅の場合は、賃貸するかしないかは任意のようです。加えて、空き家や親族への賃貸も可能になりますので用途に合わせて選択を行いましょう。

資金使途定期借家契約空き家・親族への賃貸
住み替え前のリフォーム3年以内で定期借家契約を行う必要がある不可
サービス付き高齢者住宅3年以内で定期借家契約を行う必要ができる可能

関西圏を中心にマンションも担保設定可能

リバースモーゲージの担保対象は一般的に戸建です。しかしながら京都銀行の「京銀リバースモーゲージ型住宅ローン」はマンションも担保対象になることに加えて、関西圏を中心に活用ができる範囲が広いことも特徴です。

京都銀行のリバースモーゲージを利用できる範囲

マンションは京都府、大阪府に限定されますが、戸建であれば、兵庫県、滋賀県、奈良県にもリバースモーゲージが提供できるのはポイントでしょう。地方都市はリバースモーゲージを提供している金融機関も少なくなるので広範囲の提供は消費者にとってもメリットと言えます。

対象地域(戸建)京都府、大阪府、兵庫県、滋賀県、奈良県
対象地域(マンション)京都府、大阪府

京都銀行のリバースモーゲージまとめ 

京都銀行の「京銀リバースモーゲージ型住宅ローン」について解説を行いました。少々金利は高めの設定ですが、関西圏を中心に地方部までリバースモーゲージを提供していることから検討する価値は十分に高いと言えるでしょう。その際は配偶者や相続人とよく相談をし検討を進めてください。









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