琉球銀行のリバースモーゲージ「ゆうゆう人生60」を解説







琉球銀行は沖縄県に本店を置く地方銀行で「ゆうゆう人生60」の愛称でリバースモーゲージの提供を行なっております。沖縄県でリバースモーゲージの提供を行なっているのは琉球銀行のみとなりますので制度面をしっかり解説したいと思います。

琉球銀行のリバースモーゲージ「ゆうゆう人生60」の概要

それでは早速、琉球銀行のリバースモーゲージ「ゆうゆう人生60」の詳細を公式サイトから重要箇所を抜粋しお伝えしたいと思います。また、公式サイトだけでは不足する箇所について直接金融機関へ問い合わせを行い確認をしております。

利用年齢契約時に60歳以上80歳未満の方
所得条件年金などの安定した収入を確保できる方
担保住宅戸建(土地・建物)
資金使途自由
融資極度額

300万円から3000万円以下

年齢借入限度額年齢借入限度額
60歳極度額の40.0%以内70歳極度額の55.0%以内
65歳極度額の47.5%以内75歳極度額の62.5%以内
融資極度額の見直し1年に1度見直しが発生する
金利2.425%:短期プライムレート +0.25%(変動金利)
返済方法契約者死亡時に一括返済及び期限の利益喪失事由に該当する時
保証人原則不要、配偶者がいる場合は物上保証人となる
事務手数料事務手数料:100,000円
契約更新中:12,000円/年(不動産評価手数料)
対象地域沖縄県

琉球銀行のリバースモーゲージ金利は2.425%

琉球銀行のリバースモーゲージ「ゆうゆう人生60」の金利は2.425%となっておりますので、全国的にみても金利は低いと言えるでしょう。地方銀行のリバースモーゲージ金利を見比べてみると多くは3.475%程度で提供しておりますので、この金利で提供しているのは非常にメリットがあると言えます。そのほかの商品詳細についても確認してみましょう。

融資極度額は300万円から3000万円以下

融資極度額は300万円から3000万円以下と通常のリバースモーゲージと比べると極度額がやや少額と言えます。とは言え沖縄県は物価も全国的に低いので十分な老後資金とも言えるでしょう。

また、担保にする土地評価額が那覇市では58万円/坪なのに対して渡名喜村は5千円/坪と県内によって非常にバラつきがあるのでお住いの地域によっては下限の300万円から活用できる方がメリットがあると言えるかもしれません。

借入限度額は年齢によって変動

融資極度額に付随し実際に借入できる限度額が年齢別に設定されているのも特徴でしょう。年齢別の借入額を確認してみましょう。

年齢借入限度額年齢借入限度額
60歳極度額の40.0%以内70歳極度額の55.0%以内
65歳極度額の47.5%以内75歳極度額の62.5%以内

琉球銀行は年齢によって借入額が4つに分かれております。60歳の場合は借入額が融資極度額に対して40%以内となりますので1000万円の極度額ですと400万円、同じように75歳の場合は625万円の借入が可能となります。これは年齢が若い内に融資極度額を使いすぎてしまわないようにするための琉球銀行の配慮とも言えます。最終的に借入ができる年齢は80歳までとなります。

一方、担保評価額から実際に借入できる金額には大きく差が開くことから、まとまった資金を借入したい方にとっては少々悩みどころと言える側面もあるでしょう。資金使途からどの程度老後資金が不足するのか明確にしてから金融機関に相談をする方が良いでしょう。

配偶者への契約引き継ぎは可能

琉球銀行の「ゆうゆう人生60」は、リバースモーゲージの契約条件に合致している場合は配偶者の方へ引き継ぎが可能となります。リバースモーゲージの条件とは、上記に記載があるように安定した収入が確保できるという点が大きいでしょう。

そのため、契約者がなくなった場合に遺族厚生年金などを受給できれば一定の収入源を確保できることになりますので、事前にどのような種類の年金が契約者死亡後に受け取れるのか確認をした方が良いでしょう。

詳しくは「遺族年金の仕組み|受給金額はいつまでいくら貰えるのか?」をご参照ください。

利用期間は5年単位で更新

基本的には契約者が死亡した場合、借入金を全額返済した場合、期限の利益喪失事由によって、リバースモーゲージの契約は終了となりますが、利用期間自体は5年単位で自動更新がなされます。そのため、途中解約を考える場合は、この5年単位の契約期間は満了する必要があることを理解しておきましょう。

期限の利益喪失事由とは

期限の利益喪失事由とは、契約者の状況がリバースモーゲージの契約時から大きく変わった場合に、金融機関側が得られる利益が大きく減少することが予測されると契約を解除することができるというものです。

極端な話ですが、年金が受け取れなく金利の支払いが出来なくなる場合はこの対象になるでしょう。また、何かしらの理由で担保にしている資産価値が大幅に減少した場合などにも発生する可能性があります。

金利負担に加えて不動産評価手数料が12,000円/年発生する

金利負担に加えて、年1回不動産評価額の見直しのため調査が入ります。この調査手数料として毎年12,000円の支出が発生することに注意が必要です。また、初期の事務手数料は10万円となりますのでこちらも準備をするようにしましょう。

一定額以上の借入であれば手数料が占める割合も小さくなりますが、借入額が小さい場合は負担が大きくなりますので、そのあたりも費用に対して借入額が適正か判断をするようにしましょう。

対象地域は沖縄県全域でリバースモーゲージを提供

琉球銀行のリバースモーゲージ「ゆうゆう人生60」は沖縄県全域を対象にリバースモーゲージの提供を行なっております。担保対象は戸建(土地・建物)になりますのでマンションの方はご利用いただけません。また、借地や市街化調整区域も対象外になりますので、ご自身がお住いの地域がリバースモーゲージの対象になるかは琉球銀行に問い合わせを行うのが良いでしょう。

まとめ

琉球銀行のリバースモーゲージ「ゆうゆう人生60」について解説を行いました。沖縄県でリバースモーゲージを提供しているのは琉球銀行のみとなりますので、比較することは出来ませんが、そのほかの金融商品なども検討すると良いでしょう。それでも、老後に一定額以上の借入を行うことを考えるとリバースモーゲージは貴重な選択となりますので、一度琉球銀行に相談することをおすすめします。









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