世田谷信用金庫のリバースモーゲージ「万歳長寿」を解説







世田谷信用金庫は東京都に本店を置く信用金庫で「万歳長寿」の愛称でリバースモーゲージの提供を行なっております。東京都は非常に多くの金融機関がリバースモーゲージの提供を行なっておりますが、世田谷信用金庫がどのような商品設計でリバースモーゲージの提供を行なっているか解説を行います。

世田谷信用金庫のリバースモーゲージ「万歳長寿」の概要

それでは早速、世田谷信用金庫のリバースモーゲージ「万歳長寿」の詳細を公式サイトから重要箇所を抜粋しお伝えしたいと思います。また、公式サイトだけでは不足する箇所について直接金融機関へ問い合わせを行い確認をしております。

利用年齢初回の借り入れ時の年齢が70歳以上である
所得条件年金等の安定した収入がある方
担保住宅戸建(土地・建物)
資金使途原則自由
融資極度額10万円単位で最大1億円まで融資可能であり担保評価額の70%まで
融資極度額の見直し年に1度の見直しあり
金利3.40%:変動金利
返済方法契約者死亡後に一括返済
保証人原則不要
事務手数料リバースモーゲージの取り扱い事務手数料が発生
対象地域東京都

世田谷信用金庫のリバースモーゲージ金利は3.40%

世田谷信用金庫のリバースモーゲージ「万歳長寿」は公式サイトには金利情報が掲載されていないことから電話での確認を行なったところ平成29年10月の段階では3.40%となっています。

金利は変動金利となりますので、ご検討時は最新の金利情報を入手し比較検討を行うことをおすすめします。

さて、世田谷信用金庫の金利は3.40%ですが、同じく東京都をリバースモーゲージの対象としている金融機関で金利を比較し優位性があるのか確認したいと思います。

東京都をリバースモーゲージの対象にしている金融機関と金利を比較

東京都はリバースモーゲージを提供している金融機関が非常に多く、金利も各社非常に低く提供しております。世田谷信用金庫のリバースモーゲージ金利3.40%は全国的に見れば平均並みではありますが、東京都に絞ると平均よりもやや高い金利と言えます。

銀行名金利
世田谷信用金庫3.400%
西武信用金庫2.475%
千葉興業銀行2.850%
東京スター銀行2.906%
三井住友銀行2.975%
三菱東京UFJ銀行2.975%
みずほ銀行(目的口)2.975%
りそな銀行(担保不動産の評価額の60%まで)2.975%
みずほ銀行(フリー口)3.475%
りそな銀行(担保不動産の評価額の50%超60%以下まで)3.475%
群馬銀行3.475%
東京都民銀行3.575%

担保に余力があれば配偶者への引継ぎ可能

契約者が死亡した際に、融資極度額を超えていなければ配偶者の方に契約を引き継ぐことが可能になります。また、借入金を住宅の売却ではなく現金などによって返済をした場合も配偶者の方が引き継ぐことが可能になります。

一方で、融資極度額を借入金が上回ってしまった場合は、超えてしまった分を一括で返済を行う必要がありますので融資極度額の全額を早期に使い切らないように注意しましょう。

融資極度額は担保評価額の70%まで

融資極度額の全額を使い切らないというのが配偶者への引継ぎポイントになりますが、この融資極度額は担保評価額の70%までとなります。そのため、担保評価額が1000万円の場合は700万円が融資極度額になります。

担保として認められるのは戸建(土地・建物)となりますので、マンションは対象外になります。また借地の方も世田谷信用金庫のリバースモーゲージはご利用いただけません。

契約は70歳以上かつ借入上限は100歳まで

世田谷信用金庫の「万歳長寿」は名前の通り、シニア向けと言えるでしょう。通常のリバースモーゲージは55歳や60歳から申し込みが可能なのに対して、世田谷信用金庫は70歳からとなります。

また、契約開始年齢が遅い分、新規の借入上限が100歳となっています。

従って、70歳から100歳までは融資極度額内で借入ができる制度となっております。

融資極度額は10万円単位の借入で最大1億円まで

世田谷信用金庫のリバースモーゲージの融資極度額は最大1億円までの借入が可能であり、借入は10万円単位で可能になります。少額での借入が可能になりますので、資金使途に応じて柔軟に活用ができる点が魅力と言えます。

一方で、最終的には住宅を売却し返済することとなりますので、融資極度額が非常に低く設定されてしまった場合は契約について要検討と言えるでしょうから複数の金融機関を比較することをおすすめします。

まとめ

世田谷信用金庫のリバースモーゲージ「万歳長寿」について解説を行いました。

東京都はリバースモーゲージを提供している金融機関が非常に多く比較するには最適と言えますが、世田谷信用金庫はその点で金利面がややデメリットになると考えられます。

ただ、長年世田谷信用金庫を活用していたなどの事情もあるでしょうから、まずは老後資金の計画を立て必要額を明確にすることをおすすめします。

その際夫婦世帯の場合は「老後資金の必要額|夫婦二人で5000万円の貯蓄が必要な理由」でもお伝えしましたが、老後資金は3000万円から5000万円程度必要になることを念頭におきましょう。

また、リバースモーゲージについてもっと詳しく知りたいというかたは「リバースモーゲージとは|1から理解し使いこなすための全知識」をご参照頂き事前の知識を身につけましょう。









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