芝信用金庫の「リバースモーゲージS」を解説







芝信用金庫は東京都に本店を置く信用金庫で「リバースモーゲージS」の愛称でサービスを提供しております。東京都はリバースモーゲージを提供する金融機関が非常に多いことから芝信用金庫がどのようなリバースモーゲージを提供しているのか解説を行います。

リバースモーゲージの基礎知識については「リバースモーゲージとは|1から理解し使いこなすための全知識」をご参照ください。

芝信用金庫の「リバースモーゲージS」の概要

それでは早速、芝信用金庫の「リバースモーゲージS」の詳細を公式サイトから重要箇所を抜粋し、お伝えしたいと思います。また、公式サイトだけでは不足する箇所については直接金融機関へ問い合わせを行い確認をしております。

利用年齢契約時の年齢が満55歳以上75歳以下であり配偶者の方は満50歳以上の方
所得条件年金などの安定した収入が確保できる方、また、収入の振込口座を芝信用金庫に指定できる方
担保住宅戸建(土地・建物)
資金使途原則自由
融資極度額1000万円以上1億円以内であり担保評価額の50%まで
融資極度額の見直し2年に1回担保評価の見直しあり
金利3.575%:変動金利
返済方法契約者死亡時の住宅の売却にて一括返済
保証人原則不要だが、配偶者は連帯保証人となる
事務手数料担保設定手数料32,400円
対象地域東京都

芝信用金庫のリバースモーゲージ金利は3.575%

芝信用金庫のリバースモーゲージの金利は3.575%となっております。(掲載日現在)

この金利は地方であれば平均並みと言えますが、東京都においては高いと言えるでしょう。それほど東京都は優位性の高いリバースモーゲージを提供している金融機関が多いのですが、その中でも東京スター銀行三菱東京UFJ銀行三井住友銀行みずほ銀行の金利を比べると東京スター銀行が優位であることが分かります。

銀行名金利
芝信用金庫3.575%
東京スター銀行2.906%
三井住友銀行2.975%
三菱東京UFJ銀行2.975%
みずほ銀行フリー口:3.475%
目的口:2.975%

契約者が亡くなった後も配偶者は契約の継続が可能

公式サイトでは、契約終了のタイミングは契約者が亡くなった時と記載されていますが、配偶者の方がいらっしゃる場合は契約を継続することが可能になります。

ただし、金利の返済なども継続されることとなりますので、年金などの安定した収入が確保できるなどリバースモーゲージの条件を満たしている必要があります。

そのため、申し込み時に引き継ぎを希望する旨を金融機関に申し出を行い、配偶者の方も審査してもらうことが得策と言えるでしょう。

融資極度額は1000万円から1億円まで借り入れ可能

芝信用金庫の「リバースモーゲージS」の融資極度額は最小で1000万円、最大で1億円まで借り入れが可能になります。

また、担保評価額の50%までが融資極度額となりますので、最小の1000万円を借り入れする場合は2000万円の担保評価額が必要になります。

また、東京都をリバースモーゲージの対象にしている金融機関の多くは、戸建を担保にする場合は、担保評価額の70%を融資極度額と設定しています。

マンションの場合で50%までとしているケースが多く、芝信用金庫のように戸建で50%までしか借り入れが出来ないのは難点と言えるでしょう。

詳しくは「リバースモーゲージの条件と相場|年齢・資金用途・担保対象・融資額を全国45銀行から分析」をご参照ください。

新規借り入れは満86歳の誕生日まで

加えて、新規の借り入れができるのは86歳の誕生日を迎えるまでとなりますので、誕生日以降は融資極度額まで達していない場合でも借り入れが出来なくなりますので注意が必要です。

年齢制限を設けている金融機関は芝信用金庫だけではありませんので、芝信用金庫のみのデメリットではありませんが、東京スター銀行など上限を設けていない金融機関もあることから比較する際には細かな条件までしっかりと確認した方がよいでしょう。

融資極度額の見直しは2年に1回

融資極度額の見直しは2年に1回行われます。この際に担保評価額が下がった場合は、融資極度額も下がります。これによって融資極度額を借入金を上回った場合は超過分を返済する必要が出て参りますが、この点で1つメリットがあります。

通常は超過分を一括返済しなければならない金融機関が多いのですが、芝信用金庫が認める場合は2年以内で割賦で返済することができるのはメリットと言えるでしょう。

保証人は不要だが配偶者は連帯保証人となる

保証人は原則不要となりますが、契約時に配偶者の方がいる場合は連帯保証人となる必要があります。そのため、契約者が亡くなった後は配偶者の方が住宅の売却手続きなどを行うこととなります。

また、返済時に住宅の売却だけでは借入金を全額返済できない場合は、配偶者の方が債務を負うこととなりますので注意が必要です。

ただし、先ほどお伝えした通り、担保評価額の50%までしか借り入れが出来ないため東京都であれば余程のことない限りは住宅の売却で債務が残るということもないでしょう。

まとめ

芝信用金庫の「リバースモーゲージS」の解説を行いました。全国的なリバースモーゲージの商品設計からすると一般的と言える制度ですが、東京都においては少々メリットが劣ると言えるでしょう。

それでもリバースモーゲージは審査が必ず通る訳ではありませんので、候補の1つとして検討することは良い判断と言えそうです。









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