荘内銀行の「荘銀リバースモーゲージ」の制度を徹底解説







荘内銀行は山形県に本店を構える地方銀行で「荘銀リバースモーゲージ」の愛称でリバースモーゲージの提供を行なっています。東北では、北都銀行、七十七銀行そして荘内銀行の三銀行がリバースモーゲージの提供を行なっておりますが、どのような違いがあるのか詳細を確認してみたいと思います。

荘内銀行の「荘銀リバースモーゲージ」の概要

それでは早速、荘内銀行のリバースモーゲージについてどのような制度なのか重要事項を公式サイトから抜粋しお伝えしたいと思います。

利用年齢60歳以上80歳未満の方
所得条件年金程度の安定した収入がある方
担保住宅戸建(土地、建物)
資金使途原則自由
融資極度額400万円以上1億円以内で土地評価額の40%以内
融資極度額の見直し毎年担保物件の評価を行う
金利3.475%
返済方法契約者死亡後に一括返済
保証人原則不要だが、配偶者と共有名義の場合は、物上保証人となる
事務手数料30,000円
対象地域山形県・宮城県・福島県・東京都

※対象地域は荘内銀行の支店を掲載しておりますので、対象エリアの判断は金融機関に直接問い合わせをお願いします。

荘銀リバースモーゲージの金利3.475%は北都銀行と同じ

まずはリバースモーゲージの金利から確認を行いたいと思いますが、北都銀行と同様に3.475%の金利となっています。やはり東北地方はリバースモーゲージがなかなか浸透しない地域だけあり金融機関も少々高めの金利設定になっていると言わざるおえないでしょう。リバースモーゲージを積極的に展開している東京スター銀行みずほ銀行と金利の比較を行います。

リバースモーゲージの金利を比較

銀行名借入金金利年間金利支払額
荘内銀行5,000,0003.475%173,750
みずほ銀行5,000,0002.98%148,750
東京スター銀行5,000,0002.91%145,300

融資極度額は土地評価額の40%

こちらも北都銀行同様ですが、融資極度額は土地評価額の40%と少々厳しい条件です。山形県山形市の路線価を確認すると坪あたり20.2万円になります。仮に1000万円をリバースモーゲージから調達したい場合は、土地評価額が2500万円必要になります。これを坪に置き換えると123坪の土地を山形市に保有していることが条件になります。東北地方は土地が広いので100坪以上の土地を保有している方も少なくないかもしれませんが、それでも123坪は結構な広さになるでしょう。

1坪あたり20.2万円だった場合の融資極度額(山形市)

土地坪数土地評価額(概算)融資極度額
50坪10,100,000円4,040,000円
60坪12,120,000円4,848,000円
70坪14,140,000円5,656,000円
80坪16,160,000円6,464,000円
90坪18,180,000円7,272,000円
100坪20,200,000円8,080,000円
110坪22,220,000円8,888,000円
120坪24,240,000円9,696,000円
130坪26,260,000円10,504,000円

※土地評価額は路線価をベースに算出されますので上記の土地評価額はあくまで概算です。

※土地評価額は1000万円以上が対象になります

資金使途は自由なため柔軟な活用ができる

荘内銀行の荘銀リバースモーゲージの資金使途は事業性資金を除けば原則自由となります。そのため老後の急な支出に対応できることからその柔軟性は魅力と言えます。金利が少々高いのでサービス付き高齢者住宅の入居一時金など比較的高齢になってからの支出に備えて活用すると金利の支払額も削減できおすすめと言えます。

リバースモーゲージの活用方法

もちろん、サービス付き高齢者住宅以外にも資金使途が自由の場合は幅広い用途に活用することができます。以下リバースモーゲージの活用方法を紹介していますのでご参照ください。

リバースモーゲージの活用方法

老後に新たな学習や趣味を行い充実した生活を送りたいなどアクティブライフを実現させるために必要な資金をリバースモーゲージで借り入れすることが可能です。

【リバースモーゲージの用途vol.1】老後の学習資金を調達したい場合

2017.04.19

晩婚化が進む昨今は定年後も子供の学習資金を支払うケースやお孫さんに対して学習資金を渡す場合などがあります。このような場合でもリバースモーゲージが活用できるのは魅力でしょう。

【リバースモーゲージの用途vol.2】定年後も子供の教育資金が必要な場合

2017.04.21

子供が結婚をするとなると結婚資金の援助でまとまったお金が必要になります。そのような場合にリバースモーゲージを活用し子供の結婚資金を用意する方法があります。

【リバースモーゲージの用途vol.3】子供の結婚で急な支出が必要な場合

2017.04.24

契約者死亡後に配偶者に引き継ぐことができる

荘内銀行のリバースモーゲージ「荘銀リバースモーゲージ」は契約者が死亡した際に配偶者へ契約を引き継ぐことが可能です。配偶者に契約を引き継げることで大切なパートナーが家を失うことなく生涯をまっとうできるため非常に安心な制度と言えます。これも北都銀行同様ですが、東京スター銀行やみずほ銀行(要相談)も配偶者への引き継ぎが可能になりますので、リバースモーゲージ=契約者が死亡後に自宅を失うと考えるのは少々誤解があるかもしれません。

対象地域は東北地方が中心

荘内銀行のリバースモーゲージの対象範囲は、山形県・宮城県・福島県・東京都となっており東北地方6県の内3県をカバー出来ている金融機関です。東北地方はリバースモーゲージを提供している金融機関が少ない分3県をカバーできているのは非常に魅力と言えます。金利は少々高いものの老後資金の確保手段としては貴重な選択になるでしょう。

荘内銀行のリバースモーゲージ取り扱い店舗

荘内銀行の取り扱い店舗について公式サイトに記載がありますのでこちらに掲載をさせて頂ければと思います。リバースモーゲージの契約を検討されている方は、取り扱い店舗に問い合わせを行うことをおすすめします。

まとめ

荘内銀行の荘銀リバースモーゲージについて解説を行いました。東北地方では数少ないリバースモーゲージを提供している金融機関だけあり貴重な存在と言えますが金利は少々高めです。金利が高い場合は、ギリギリまでリバースモーゲージの活用を待ち本当に必要になったタイミングで契約をすることで金利支払額を削減することができます。上手くリバースモーゲージを活用し充実した老後の生活を送りましょう。









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